東芝 DynaBook の修理 −シーズン2 その5−

こんにちは、Tomです。今日は日曜日です。午前中は比較的穏やかな日でしたので、カミサンと2人でジャガイモの畑の下ごしらえをしました。今月中にはジャガイモを植栽する予定です。

さて、先日から実施している東芝 DynaBook の修理 −シーズン2ーですが、今回はその5を迎えてしまいました。前回のレポートでは、電源ラインのバイパスコンデンサに使用されているチップ積層セラミックコンデンサ(以降チップコンデンサと略します)がショートしている状況が判りました。そこで、チップコンデンサをネットで秋月電子に注文しました。

1.秋月から届いたチップコンデンサ
秋月からチップコンデンサが届きました。今回は、電源電圧が19Vなので耐圧50Vをメインに購入。

それ以下の電圧には、16V品も購入しました。パターンが小さい場合入らないからです。

2.CPUと周辺ボードを取り除く
これから、本格的に修理するので、保護の為にCPUと無線LANカード、そして、メモリを取り外します。

3.電圧確認用のLED
これから、20個以上のチップコンデンサを交換する訳ですが、交換しては導通チェックし、電源電圧が正常かどうかを確認するために、電源コネクタにLEDでパイロットランプを取り付けます。

これで、ショート箇所が無くなったら、LEDが光るようになります。

4.チップコンデンサの交換
それでは、チップコンデンサを交換して行きます。
交換するコンデンサは、まずテスターでチップコンデンサの両端の抵抗値を計り、抵抗値が0オームに近いコンデンサを交換します。そんな箇所は20か所以上ありますが、最終的にはいつかショートしているコンデンサにぶち当たるでしょう!効率が悪いように見えますが、他に方法がありません。

まずは、マザーボードの一番端から、低抵抗値を示すチップコンデンサを見つけます。

これを交換します。
本来は、耐圧50V品を使用したかったのですが、やはり大きすぎ、パターンにはんだ付けできません。そこで暫定で16V品を使用します。

交換した後は、その部分の抵抗値を図ります。そんんば感じで、どんどん進めてゆきます。



ここらが中盤かな?
さらに進めます。(本当は写真よりもっと交換しています。)


5.ついに神様がほほ笑んだ
この部分が最後のコンデンサです。このコンデンサを交換してもショートが直らない場合、Tomは成す術がありません。

このコンデンサを交換した時、神様がほほ笑んでくれました。最後の最後でついにショートしたコンデンサにヒットしました。これまで交換してきた他のコンデンサの状況も確認しましたが、ショート状態は解除されたようです!やりました。

それでは、電源をつないでみましょう!パイロットランプがきちんとともるようになりました。

交換したコンデンサはこんなにありました。

やりました!
これでおそらく直るでしょう。
しかし、先ほども書きましたが、今回交換に使用したのは耐圧16V品のコンデンサですが、コンデンサの両端の電圧を計ったら19Vでした。つまり、主電源のバイパスコンデンサだったのですね。このままでは、コンデンサが故障しますので、すぐに電源OFF.
耐圧25V品のコンデンサを注文することにします。

これ以降は、コンデンサが手に入ったらレポートすることにしますね。
Sugiさん、もう少しお待ちくださいね。
それにしても嬉しいなぁ〜♪