東芝 DynaBook の修理 −シーズン2 その6−

こんばんは、Tomです。今日は、昨日に引き続きとても暖かく、Tomの町では16℃以上になり、4月中旬の暖かさになりました。

さて、東芝DynaBookの修理 −シーズン2ーも先日でその6まで来てしまいました。先週出張に行っている間に積層セラミックチップコンデンサが届きましたので、週末にいよいよ修理に取り掛かりました。今日はその記事となります。

1.積層セラミックチップコンデンサ
Tomが出張に行っている間に、10μF25Vの積層セラミックチップコンデンサが届いていました。

この大きさで25V品ならきちんとはんだ付け出来て、且つ、耐電圧も大丈夫です。

2.積層セラミックチップコンデンサを取り付ける
1)はんだ除去
それでは早速取り付けます。今回は、半田をきちんと吸い取るために、はんだ吸い取り線を使用します。

はんだ吸い取り線で半田を除去し、パーツクリーナを綿棒に染み込ませ、綿棒でこすると

こんなにきれいにはんだが除去できます。

2)表面のチップコンデンサ半田付け
チップコンデンサを半田付けしました。表面だけで20個近いコンデンサを交換しました。

電源ラインがショートしているかどうかを確認します。ショートしていませんね。

これで、表面のチップコンデンサの取り付け終了です。

3)裏面のチップコンデンサ半田付け
次は基板の裏側です。

裏側のチップコンデンサを取り除き、

表側同様にはんだ付けします。

3.電解コンデンサの取り付け
そして、電解コンデンサです。先日取り外した電解コンデンサは、69μFでした。電解コンデンサで68μFは中々手に入らないので、今回は47μFと22μFを使用します。

これを並列にはんだ付けします。

4.電解コンデンサの付近の洗浄
電解コンデンサを取り付ける前に、電解コンデンサの付近の回路のマイラを焦がしたので、大丈夫かどうか心配でした。

そこでマイクロスコープで確認

こんな状態でした。

そこで、パーツクリーナーと歯ブラシで洗浄しました。

これで大丈夫ですね。

5.電解コンデンサの半田付け
いよいよ電解コンデンサを半田付けします。先ほど洗浄した部分には絶縁テープを貼り保護します。

これで、はんだ付けが終了です。

6.電圧チェック
ACアダプタを接続し、電源電圧を確認します。
結果、きちんと19V出ていることを確認しました。

これで、終了です。
次回は、いよいよ組み立てて動作を確認します。