東芝 DynaBook の修理 −シーズン2:その11ー

こんばんは、Tomです。宮城の桜も七分咲きを超え、今週末には満開になりそうです。今日はお天気でしたからね。週末のお花見が楽しみです。

さて、DynaBookの修理もーその11ーまで来てしまいました。昨日記事では、『DynaLab』の方からのご厚意でジャンクマザーボードを頂いたところまで来ました。今日はその続きです。

1.さて、どちらのマザーボードを生かすか?

Tomは、昨日からどちらのマザーボードを生かすか?悩んでいました。
悩んだあげく、ジャンクマザーのBIOSのICを、今まで修理していたマザーボードに移植する事に決定しました。

<理由>
理由は、3つあります。
① ジャンクマザーボードは、チップコンデンサがショートしているので、またチップコンデンサの交換が必要。
② 仮にジャンクマザーボードがうまくいったとしても、HDDを再セットアップするのが大変。
③ BIOSのICを移植するほうが簡単!

まずは移植して、それでもダメな場合は、頂いたマザーを修理する事にしました。

2.ジャンクマザーからICを取り出す
まずは、ジャンクマザーボードから、BIOS ICを取り出します。

片側にはんだを沢山盛り、4本の足を温めピンセットで持ち上げます。

その後、もう片方も同様に半田を盛り温めると簡単に取り外せます。

ICの足に付いた余分な半田は、はんだ吸い取り線できれいに取り除きます。

3.BIOSのICを半田付け

ICをきれいにしたら、今度は半田付けです。

4.仮組みと動作確認

さあ、BIOS ICも取り付いたので、いよいよ仮組みし、動作を確認します。

1)仮組み

仮組みをしてカバーを取り付けます。

2)電源ON

さあ、電源を投入してみましょう!
電源ON!

ブーンとHDDが回りだしますが、画面は真っ暗です。
ダメか〜。

3)外部モニタを取り付け確認

念の為、外部モニタも取り付けてみます。
やはりこれもダメですね。

結局、BIOSのICを移植しても修理は完了しませんでした。
次は、ジャンクマザーボードのチップコンデンサの修理を行います。
これで上手く行くと良いのですが・・・・。