ONKYO Integra M-506RS −その13−

こんばんは、Tomです。先日梅雨が明けたと思ったら、昨夜から雨。そしてその雨は今朝まで降っていました。日中は少し晴れたものの、今夜はまた下り坂になりそうです

さて、Onkyoのメインアンプの修理は、その13まで来ました。前回、電解コンデンサをすべて交換した時点で、修理は終了しています。
しかしながら、基板上の半田はすでに30年も経過しており、腐っているように思えてなりません。せっかく動いているので、再半田することで、ショートや接点不良が起こるかもしれないというリスクはあるものの、やはり、放ってはおけません。そこで、これからラストスパートとして、再半田を行います。

1.パワートランジスタの再半田
まずは、パワートランジスタを基板に取りつけている部分の再半田を行います。写真を見てください。古い半田がてんこ盛りになっていて、いかにも導通が悪そうですね。

1)古い半田の吸い取り
それでは早速始めましょう。
まずは、古い半田をはんだ吸い取り機で吸い取ります。

2)平編み線で、さらに除去
そして、編み線で、さらにしっかりと古い半田を取り除きます。

これではんだが除去されました。

3)新しい半田をのせる
そして、新しい半田を載せます。

きちんと濡れが起きていれば、あんなにはんだをてんこ盛りにしなくともいいんです。
左がBefore、右がAfterです。

4)足の曲がっている個所も修正
時々足の曲がっている個所もありました。

これも古い半田を除去した後、ラジオペンチで足を修正し、そしてピンセットで足を基板に圧雪しながらはんだ付けを行います。

2.ドライバトランジスタの再半田
同様に、パワートランジスタをドライブする前段のトランジスタの足も再半田します

まずは、一番右の足だけを再半田してみます。やはり、半田の量はこれくらいで十分です。

これで、パワートランジスタ8個、ドライバトランジスタ4個の再半田が終了です。

3.電源ハーネスの再半田
トランジスタの次に気になるのが、B電源のハーネスのはんだ付けです。

【Before】

【After】

そして、反対側(電源基板側)も再半田します。

【Before】

【After】

これでメイン基板に取りついている、パワートランジスタ、ドライブトランジスタ、そして電源ケーブルの再半田が終了しました。これで、約1時間かかりました。
ここまでくると、メイン基板の部品すべての再半田をしたくなって来ました。
とてもリスキーですが、ここまで来たら、やるしかないでしょう!
次回は、メイン基板の再半田付けです。
お楽しみに!