I-COMの無線機 IC-7000の修理

こんばんは、Tomです。今日も結構な猛暑日でした。でも、昨日よりは良かったかな?さあ、あすから待望の夏休みです。今回の夏休みは11日間(有休1日いれて)です。楽しみですね。

さて、毎朝QSO(交信)しているローカルさんにの一人にKumaさんとい方がいます。
そのkumaさんのモービル機が時々電源が落ちるので、本日見てあげることにしました。
これがその無線機です。これは、I-COMの無線機IC-7000(HF〜430MHz)です。

モービルで電源が落ちる原因は大きく2つあり、一つはバッテリーの電源電圧が降下した場合。そしてアンテナ線などが断線し、SWRが高くなり、プロテクトがかかってします場合です。
今回はまず、電源電圧をどこまで下げたら電源が落ちてしまうのかをシミュレーションしてみます。

1.電源を入れ動作を確認
1)まずは、電源を接続します。
Tomの作業台には、12Vの電源が取れる端子が常備してありますので簡単です。

2)ダミーロードを接続
状況を確認するためには、いきなり電波を出せませんので、ダミーロードを接続します。

3)電源を入れ動作を確認

安定しています。

2.電圧を下げ動作を確認
電圧を11.3Vまで下げてみます。

この状態で、10Wモードで送信してみます。
すると、電源は10.57Vまで下がりますが、電源が落ちるようなことはありません。

3.出力を50Wに変更する。
次に出力を50Wまで上げてみます。

1)取説のダウンロード
出力を50Wにしたいのですが、操作パネルにはそのようなボタンはありません。これはファンクションキーで設定するのだと思います。でも取説がないので、サイトから取説をダウンロードしました。

2)調査
便利な世の中です。出力を変更するのは、やはりファンクションのようです。

3)パワーモードを変更

50Wに変更出来ました。

4.50Wで電圧を下げ、動作を確認
それでは、出力を50Wモードに設定した状態で、電圧を12V以下にして動作を確認します。

電源を11.57Vまで下げます。

出力すると10.6Vまで電圧が下がりますが、これでも動作は問題ありません。

バッテリーの老朽化などにより電圧が下がった時のシミュレーションをしてみましたが、電圧が10.5Vくらいになっても電源は落ちないようです。
やはり、問題はアンテナ側に有るようです。