こんばんは、Tomです。今日は、一日とても清々しい秋晴れの一日でした。暑くもなく、寒くもなく、そして風もなく。こんな天気久しぶりです。
さて、今日の記事は、KAIRNの修理再び −その3−です。前回は、スイッチング電源(以降PSUと省略します)を取り出し、まずは一番怪しい電解コンデンサを交換しました。
今回は、忙しい合間を縫って時間を見つけながら、その効果を確認します。
1.仮組み
まずは、先日電解コンデンサを交換した2分割のPSUを、一つに仮組みします。
そして、裸のままアンプ本体に取り付けます。
2.動作確認
いよいよ動作を確認します。
但し、Tomとしては電解コンデンサの交換で直っているとは思っていません。なぜなら、取り出した電解コンデンサの容量を調べたところ、大きな容量抜けは発生していなかったからです。
なので、まあダメ元で確認するという気持ちで、三端子レギュレータの前後を確認します。
さあ、電源ON!
電源ON直後、+15Vはきちんと出ていました。
ところが、20秒くらい経つと10Vまで下がりました。
そして、最後には8Vまで下がってしまいました。
予想通り、やっぱりNGですね。
やった感がないので、あまり落ち込みはしませんが、さて、これからどうしようか?
という気持ちでくじけそうです。
基板には、チップ電解コンデンサ3個とツェナーダイオード、普通のダイオードが載っています。
まずは、それらを確認しました。
でも、それらは、特に大きな以上は認められませんでした。
そうですよね、これらがおかしかったら、最初+18Vは出ませんからね。
それでは次に進みます。
4.フィードバック検出用の抵抗の確認
だんだん、電圧が落ちるというのは、うまくフィードバックが掛かっていないのだと思いましたので、まずは検出用の抵抗の確認を行いました。
基板上には、フィードバック検出用と思われる抵抗が2本あります。
まずは一本目から・・・
この抵抗の片方の足を外し、抵抗値を測定します。
約4kΩありました。抵抗の形はこんなもので、表示もされていないので、確認しようがありませんが、一応こんな感じです。
次に、その上にある抵抗を見てみます。
このガラス繊維のしたにある抵抗の抵抗値を測ります。
値は、1.3Ωです。先ほどの抵抗値とは明らかに違いますね。
しかも、Tomのテスターは、精度が悪く、通常導通させても0.7Ωくらい表示しますので、差し引きで0.6Ωです。それって、ほぼショートなのでは?
抵抗のカラーコードを見ると、青、緑、銀、銀なので65? 5%これてなんて読むんだ?
三番目のコードが銀色なんて見たことありません。
早速調べてみました。
すると3本目の銀は10−2乗なので1/100ということでした。
1Ω以上のカラーコードしか知らなかったので、勉強になりました。
なので0.65オームで合っているようです。
今後が問題ですね。