ワイヤレスマイクの修理 −その1−

こんばんは、Tomです。今日は昨日と打って変わって、25℃以上の夏日でした。昨日は寒かったのでTomは今日から長袖のワイシャツとネクタイをしていったのですが、暑くてたまりませんでした。

さて、今日、会社のゴルフのお友達のChiさんから電話があり、会社で使用しているワイヤレスマイクが故障したとの事。しかも、そのメーカーは現在ワイヤレスマイク事業から撤退しているとの事でした。そこで、Chiさんにはいつもお世話になっているので、修理をしてあげることに。
それが、このマイクです。

1.動作確認
それでは、早速動作を確認してみます。充電ができないという事でしたが、実施にACアダプタを接続して、マイクを差してみます。

やっぱり、充電しているような感じがしません。LEDが光りませんね。

2.本格的な確認
それでは、一つ一つ確認して行きます。

1)電源電圧の確認
まずはACアダプタの電圧を確認します。
このACアダプタは、9Vの物です。

電圧は、13Vあるようです。

2)個々の充電スタンドの確認
ACアダプタは大丈夫です。それでは次に、2つ連結されている充電スタンドを2つに分割して、一つ一つ確認してゆきます。

それぞれの独立した充電スタンドにACアダプタを接続し、動作を確認します。

充電スタンド、そしてマイクをそれぞれ交換実験してみましたが、すべてNGです。

3.バラシ
いよいよ充電スタンドをばらします。

なんだかシンプル。
さらにバラシます。

基板は、こんな感じです。抵抗一本で充電されるようです。

4.電圧の確認
基板のGNDにリード線を接続して、オシロで基板の電圧を確認します。

電圧は13Vです。

基板を取り付け、、マイクの充電端子で再度電圧を確認します。

5.端子を磨く
まあ、ないと思いますが、接点不良をなくす為に、接点を磨きます。

6.電池の蓋を発見!
マイク側の接点を綿棒で磨いていたら、なんだかOPENという文字を発見!
若しかしてこの中にニッケル水素の電池があるのでは?
コインを差して、蓋を開けます。

蓋を開けたら、やっぱり電池がありました。この充電電池を交換したら直るかもしれません。
ところが電池を取り出したら・・・・なんとアルカリ電池でした。

これじゃあ充電は出来ませんね。

7.新しい電池を入れ、動作確認
まずは、新しいアルカリ電池を入れで、動作を確認します。

結果、マイクのLEDは元気に光りだしました。まあ、当たり前ですが・・・。

Before

After

8.ニッケル水素電池を挿入し、動作確認
いよいよ、手持ちのエネループニッケル水素電池)をマイクに挿入して、動作を確認します。

マイクを充電スタンドに挿入します。

でも、充電のランプは光りませんでした。
マイクの充電部が壊れている可能性がありますね。
まだ、解決していない様です。

9.今日のレコード
今日のレコードは、これです!

ディビッド・T・ウォーカーの『Y・ENCE』です。

ギターの音色がとても素敵で、録音の状態も素敵です。
やっぱりレコードは良いですね。