こんばんは、Tomです。今朝もとても良い天気でした、しかしながら、天気予報通り、午後になると急に天気が悪くなり、夕方から雨が降りました。最近の天気予報は当たります!
さて、LINNのプリアンプKAIRNの修理もいよいよ大詰めです。
昨日の記事では、二次側の+15V部のタンタルコンデンサを交換したら、見事復活!でもスイッチング電源を組み立て、動作を確認したらNGでした。こんなことってあるのでしょうか?
今日はその続きです。
1.逆にばらしながら確認する。
組み立てる前までは、ちゃんと動作していたのですから、今度は、一つ一つばらしながら動作を確認します。
1)GND端子を外す。
まずはあんまり関係ないけど、GND端子を外します。
2)スイッチング電源を取り外す
次にスイッチング電源を、アンプから外してから動作を確認します。
これもNGですね。
3)スイッチング電源のケースを外す
スイッチング電源のケースを外します。
これもNGです。
4)基板をセパレートする
そして、いよいよ基板をセパレートします。
これで、動作を確認しましたが、上手く行きません。
そこで、+24Vの電圧が低下している時に、-24Vを確認したらなんと、マイナス電源は24Vをはるかに超えていました。
これはもしかして、中点となっているGNDが取れていないからなのでは?と思いました。
GND線がこれです。
5)GND線に触れてみる
そこで、GND線を指で動かしてみました。
すると、電圧は元に戻り+24Vに。
これだ!
このハーネスをつまんでちょっと引っ張ると、なんとスポっと抜けてきました。
なんてことだ!
これはメーカーの取り付け不備です!
これでよく購入した時に動いていたと思います。
2.ハーネスをはんだ付けする
原因が判ったら、もう簡単!
GND線をはんだ付けします。
これで、動作はばっちりです!
3.組み立てながら確認
修理は完了したので、後は組み立てながら、一つ一つ動作を確認します。
1)電源ユニットを組んで確認
大丈夫です!
4.フロントパネルを組み立てる
本体はOKとなりましたので、電池ボックスを取り付け、フロントパネルを組み立てます。
2)基板を取り付ける
3)シールドカバーを取り付ける
5.動作確認
フロントパネルも取りつきましたので、いよいよ電源をいれて、イニシャル動作を確認します。
スイッチON!
ヴォリューム『0』の表示が出ます。
その後、ボリュームはカウントアップして『50』の表示になります。
これで動作はOKです。
後は、次回音声を確認して完了です。