タイマーICでディレイ装置を作ってみた。 −その2−

こんばんは、Tomです。今朝は、久しぶりに虹を見ました。それから段々天気は悪化し、午後はとても強い風が続き、夕方からは寒くなりました。明日はどうかな?

さて、昨日は、タイマーICでディレイ装置を作りました。つまりこれは、電源が入ったら、3秒後にリレーがONするものです。

これを製作した目的は、Tomが自作したアンプは、電源ON時のスピーカープロテクトがありません。そんなわけで、電源をONすると+電源と、−電源の僅かな立ち上がりの違いで、スピーカーから『ボン!』という音がします。まあ70年代のアンプはみんなこんな音がしていたので、Tomはあまり気になりませんが、スピーカーを保護するためにこれをTomのアンプに組み込むことにしました。まずは、先日製作したミニアンプに組み込みます。

日曜の午前中にディレイ装置を作りましたので、午後にそれを組み込んだ記事をレポートします。

1.ディレイ装置を入れる場所を作る
まずは、ディレイ装置を組み込む場所を作ります。

この小さなミニアンプなので、場所は限られています。唯一スペースがあるのは、一次側の電源ケーブルの付近です。この結束バンドをほどきます。

試しに入れてみました。このスペースが最も良いですね。

2.ディレイ装置に配線する
1)アンプ基板のハーネスを切り離す。
まずは、アンプ基板からスピーカーハーネスを取り除きます。

2)リレーに配線します。

3)リレーからのハーネスを基板に接続します。

3.ディレイ装置に電源を配線する。
次に、ディレイ装置の基板に、+16Vの電源を配線します。面倒なので、LEDのハーネスから電源を取り出します。

1)LED用のハーネスを切断します。

2)熱収縮チューブで保護

3)配線はすべて終了!
これで配線は終了!ディレイ装置はきちんと組み込めました。

4.動作確認
それでは動作を確認します。
単体で、リレーがきちんと動くかどうかを確認します。
電源ON! 3秒後に『カチン!』と音がして、動作が確認出来ました。

その後、入力を入れ、スピーカー端子の出力をオシロで確認。
これでOKです。

その後は、実際にスピーカーを取り付け、音声で確認します。
なかなかいい音がします。これでOKですね。

5.仕上げ
動作が確認出来ましたので、後は仕上げです。

1)ホットメルトで電源を固定

2)ホットメルトでリレーの端子を絶縁

3)結束バンドでハーネスを固定

4)これで完了!

エレキ屋は、ハーネスの綺麗さが命です。結構綺麗に収まりました。

6.最終動作確認
カバーも組み上げ、最終的に動作を確認して終了!
電源ON時の『ボン』という音はなくて、とてもいい感じです。

これで、ディレイ装置の組み込みは成功です。
成功したので、今度は、現在使用している、クリスキットの基板を使用して自作したアンプにも組み込みたいと思います。
それから、これから製作するTDA7293を使用して作る、本格的なアンプにも当然組み込みます。
楽しみです!