TDA-7293を使って本格的なアンプを作ろう!−その13−

こんばんは、Tomです。今朝は、少し寒さが緩みました。今朝の出勤時間の外気温は5℃。先日比べると8℃も温度差があります。日差しも暖かく感じられるようになりました。でも、明日から寒くなるそうです。

さて、Tomは週末の三連休を利用して、TDA7293のアンプを製作をしていました。そして、昨日いよいよ動作を確認して、何とか音声がきちんと増幅をしている事を確認しました。
でも、一つ気になることがあります。出力波形があまり綺麗ではなくザラザラしているのです。

音も納得行く音でもないし、サーというノイズも少し聞こえます。今日は、それの原因を探します。

昨日、電源を確認していますので、今日はそれ以外を確認します。

1.入力のフィルムコンデンサの交換実験
コンデンサで、音質が若干変わるかもしれませんが、これでノイズや出力のザラザラ感が変わるとは思えませんが、実はアンプ回路の入出力の回路の中で、唯一このコンデンサだけが、Aitendo の部品です。それ以外の入出力系の部品はTomの手持ち部品を使用しています。
そこで、このコンデンサを交換してみます。

このフィルムコンデンサを取り外します。

2.ミューズのバイポーラ電解コンデンサを付ける
このコンデンサは、2.2μFです。でも、推奨回路では0.47μFです。手持ちのフィルムコンデンサでは、大きな容量がありませんので、ミューズのバイポーラの電解コンデンサ1μFを使ってみます。

3.確認
さあ、確認してみます。
音声を入力してみます。

やはり、出力波形はザラザラしています。
無音の時も少しサーという音もしますね。

4.基板の回路を確認
なんだかとても納得いかないので、基板のパターンをTDA7293のデータシートの推奨回路を比較します。

回路図を拡大コピーして、パターンを追いかけます。

結果、Aitendoの基板は、TDA7293の推奨回路と同じであることが判りました。

なぜ上手く行かないのか?やっぱり電源なのか?
謎は深まります。
2台のアンプが同じ症状なので、とても気になります。
若しかして、IC固有の問題だったりして・・・・・。