BOSEのミニレシーバー RA-15 の修理 −その3ー

こんばんは、Tomです。今日は、暖かかったですね。日差しは暖かかったけど、風が強かったので花粉は沢山飛んだでしょうね。それにしても、Tomは今年あまり花粉を感じないのでした。歳かな?

さて、今日の記事も、BOSEのミニレシーバーRA-15の修理の記事です。昨日の記事は、+5Vの電源が回復し、きちんと動作がする様になりました。
でも、Tomは他の電源の電解コンデンサの容量が抜けているのではないかと心配になりました。
そこで、今回は、他の電源の電解コンデンサの容量をチェックして、修理を行います。

1.電解コンデンサの容量確認
電解コンデンサの容量を確認します。
ここには、100μF×2、10μF×2、470μF×2径6個の電解コンデンサがあります。

1)100μF
まずは、100μFです。ここはあまり熱くならないので、容量抜けが無いようです。

2)10μF
次に10μFです。ここも大丈夫ですね。

3)470μF
そして、三端子レギュレータの近くにある470μFですが、ここは熱くなりそうですね。容量抜けが心配です。
結果、案の定容量を測定し見たら、100μFまで容量が落ちていました。

2.基板の清掃
コンデンサを取り外しましたので、ここを切れにしましょう!

3.電解コンデンサを取り付ける
基板が綺麗になりましたので、ここの電解コンデンサをすべて新品に交換します。

勿論、きちんと足も磨いてね。

これでまずは電源の1ブロックの電解コンデンサの交換が終了。

4.次のブロックのコンデンサ
そして、次に隣のブロックのコンデンサの確認を行います。
ここも熱くなりますので、容量抜けがあるでしょう。
470μFですが、どこまで下がっているでしょう。

一個目は、275μFレベルまで下がってます。

そして、もう一個はなんと13.2μFです。驚きです!殆ど意味をなしていません。

ここも交換しました。

5.5600μF
いよいよ、メインの±30Vの5600μFの電解コンデンサです。


この電解コンデンサの容量抜けが心配でしたが、測定してみると5400μFなので、あまり容量抜けは無いようです。

6.電解コンデンサの増設
5600μFはあまり容量抜けがありませんでした。でも、ここはメインアンプの電源になりますので、もう少し容量をアップさせましょう!手持ちの秋月の格安3300μFが2個ありましたので、これを増設します。

2)コンデンサの固定

電解コンデンサをホットメルトで固定します。

3)半田付け

そして、半田付けします。

7.電源電圧の確認
最後に、電源の波形を確認します。

1)マルチプレクサの電源±6V
まずはマルチプレクサの電源

2)パワーアンプの±30V