TEAC 4トラックオープンリールデッキ22-4の修理 ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は花曇りで、あまりパッとしない天気ですね。神奈川は所々雨が降りました。明日は、久しぶりのラウンドなので、天気が良いといいですね。楽しみです!

さて、今日は神奈川出張ですので、いつもの様に新幹線の中でブログの記事を書いています。今日の記事は、昨日の続きでTEACの4トラックオープンリールの修理の記事です。昨日はケースの背面カバーをバラしましたが、モーターとキャプスタンをつなぐベルトはどうやらフロント側でないとアクセスできない様です。
そこで今回は、フロント側側をバラします。

1.ツマミ類の取り外し

フロント側の大きなパネルを取り出します。でもその為には、まず、ツマミ類を外します。

2.テンションローラーとピンチローラの取り外し
続いて、テンションローラーとピンチローラーも取り外します。

1)テンションローラー

2)ピンチローラー

3.フロントカバーの取り外し
いよいよフロントカバーの取り外しです。

1)前面の六角ボルト、その他のネジの取り外し

2)ボトムのネジの取り外し
これで全面カバーが取り出せるかと思いきや、パネルの中央と下部がしっかりとくっついています。
本体を横にしてボトムを確認すると、4本のビスが有りました。そこでこれも取り外します。

3)中央部のツマミの根元のネジ取り外し
まだ中央のヘッド周りが付いていますね。
ここのツマミの根元がカバーを固定していますので、これも外します。

4)フロントパネルの取り外し完了
これで、フロントパネルの取り外しは完了です。

4.キャプスタン周辺の観察
フロントパネルの取り外しが出来、キャプスタン周辺にアクセスする事が出来る様になりました。
見てみると、駆動ベルトが切れていますね。ビンゴです。

しかも、ベルトは経年劣化でベトベトになりモーターとキャプスタンのプーリーにへばりついています。
タール状のゴムで指は真っ黒に。

精密ドライバーで剥がして見ましたが、綺麗に剥がれません。

これはやはりモーターとキャプスタンのプーリーを取り外して、キチンと洗浄しなければなりませんね。
次回はそこから開始します。
しかし、たった一本のベルトを交換するのにこんなに大変なのかといつも思います。やはり、メンテナンスを考慮した設計は重要ですね。