BOSE RECEIVER RA-15 の修理 −その6−

おはようございます、Tomです。昨日は、夜中に緊急地震速報のけたたましい音がスマホから流れてビックリ!地震を待ちましたが、あまりたいしたことは無かったので良かったです。地震の度にタンノイ君が倒れないかいつも心配しているTomなのでした。

さて、3日間の出張も昨日で終了。今朝は自宅からのブログアップです。今日の記事はBOSEのレシーバーの修理の記事です。前回の記事でこのレシーバーの修理は諦め、TDA7293のシングルアンプを載せる事に方針転換を行いました。なので、本来は修理というタイトルあたはまらないのですが、まあいいでしょう!
今日はアンプ基板の製作です。

1.アンプキットが到着
出張に向かう新幹線の中で、Tomはネットを通じ、aitendo(アキバのパーツ屋さん)にアンプキットの購入依頼をかけました。出張から帰ると、荷物が届いていたようです。なんという無駄のなさでしょう!時間は有効に使わないとね。

今回は、TDA7293というICを利用したシングルアンプキット1450円×1とデュアルモノラルアンプキット1250円×4を購入しました。

シングルアンプは良いとして、なんでこんなにデュアルアンプを購入するの?と思われるかもしれません。理由は、Tomがお世話になった方から、デュアルアンプの製作の依頼が有ったからです。これから冬の間、Tomの活動は、アウトドアからインドアに転向するので、ちょうど良い楽しみが出来ました。

2.キットの中身

キットの中身はこんな感じです。基板とパワーICTDA7293×2個、そしてそれにまつわる部品です。これは、シングルアンプなので、これだけで高級ステレオ仕様のアンプに匹敵するアンプが出来てしまうんです。これで1,450円なのですから嬉しいですね。

3.使用部品
しかしながら、Tomはこのキットの中で基板とIC、コネクタ以外はほとんど使用しません。なぜかというと中国製なので、抵抗やコンデンサをあまり信用していないからです。そこで、手持ちの部品を用意しました。まあ、抵抗やコンデンサは一個1円〜20円の世界なので、手持ち部品を使用しても全然問題ありません。それよりも素性の分かっている部品を使用した方がいいのです。特に電解コンデンサはね。

4.回路図

回路図は、aitendoのホームページからダウンロードします。

5.製作

早速製作にとりかかります。まあ、あまり部品点数がなので小一時間で終了するでしょう!

1)抵抗/ダイオードのはんだ付け
基板を組み立てる時の鉄則は、背の低い部品からはんだ付けする事です。なので、まずは抵抗とダイオードからはんだ付けします。

Tomはアンプ製作の時は、必ず部品の足をカッターで酸化膜を綺麗に取り除いてからはんだ付けします。部品と基板の接触抵抗を極力減らす為です。まあ気休めと言われれば、それまでなんですが。でも精神衛生上は良いと思います。

抵抗とダイオードの半田つけは終了です。

2)フィルムコンデンサの半田付け

次はフィルムコンデンサの半田付けです。
入力のフィルムコンデンサは、一番音に敏感なので、手持ちのフィルムコンデンサを使用します。まあ、すべて自前の部品なのですがね。

同様にリードを磨いてからはんだ付けします。

フィルムコンデンサの半田付けは終了です。

3)電解コンデンサ

電解コンデンサも重要です。これも手持ち部品。

足を磨いてはんだ付け。

これで、抵抗、ダイオードコンデンサの半田付けが終了です。

4)ターミナル
電源とスピーカー接続用のターミナルの半田付けです。

5)TDA7293の半田付け

最後にパワーIC TDA7293の半田付けです。

このICは放熱板に取り付けるため、放熱板との位置関係が重要です。その為、最初に四方を仮止めし、ICの直角度とアライメントを行います。

後はすべての足を半田付けすればOKです。

6)組み立て完了

これでパワーアンプキットの組み立てはほぼ完了です。この後、入力フィルターを入れますが、この状態で動作を確認してからにします。

このキットをBOSEのメイン基板に載せ替えれば、OKです!
こんな感じです。残念ながら、ICの間隔は若干異なるし、高さも違うので、別途穴を開ける必要が有るようです。

次回は、BOSEの基板に載せて動作を確認します。
お楽しみに!