TDA7293デュアルアンプの製作 −その1−

おはようございます、Tomです。今朝も寒いですね。宮城の朝も結構冷え込むようになりました。もう秋本番ですね。まあ、10月中旬なので当たり前と言えば当たり前ですが。また寒い冬が来るのですね。Tomは冬が苦手です。

さて、昨日の記事で、BOSEのレシーバーを改造したTDA7293のシングルアンプが完成しました。Tomは毎年、秋から冬にかけては、インドアになりますので、冬場は修理やアンプ作り中心に活動しています。

先般、大変お世話になった方に、そのお礼として、TDA7293のデュアルアンプを製作して差し上げる事をお約束いたしましたので、今回から時間をかけてアンプ製作を行います。今回は、その1となり、アンプのシャーシーを作ります。

1.シャーシーのベースとなるジャンクアンプ

Tomのアンプ作りは、いつもジャンクのプリメインアンプをベースに行います。理由は、大きさもほぼそろっているし、入出力端子やメインスイッチなどもすでについているので、大変便利であるからです。今回のシャーシーの為のジャンクアンプはこれ!ONKYOのプリメインアンプです。これは、以前、ヤフオクで1,000円くらいで購入しました。

ゲットしてから、ずーっとラックの中で出番を待っていたのです。なので落札してから清掃もしていなかったので、まずは清掃を行います。

2.内部の確認

まずはTopカバーを開けて、中の状態を確認します。方針としては、±30V程度の良いトランスや電源があったら、そのまま使用します。もし電圧が高く、TDA7293のアンプの定格を超えるようであれば、ばらして捨てます。

中はこんな感じですね。あまり状態は良くなさそうですし、トランスもさほど素敵な感じがしません。

3.フロントカバーのバラシ

それでは、フロントカバーをばらします。大抵のアンプはここからばらさないとダメなんですね。





これで電源にアクセスする事が出来ました。

4.電源電圧を確認し方針を決める

それでは、電源電圧を確認します。

電源電圧は残念ながら±52Vでした。TDA7293の定格電圧はMAX50Vですので、完全にアウトです。

それから、中の部品もあまり欲しいものがないので、方針としては、すべての部品をばらしてシャーシーのみを使用する事に決定いたしました。

5.バラシ

方針が決まりましたので、どんどんバラして行きます。

1)セレクタ基板のバラシ

2)イコライザ基板のバラシ

3)プリアンプ基板のバラシ

4)ヒートシンクのバラシ

5)パワーアンプ基板のバラシ

6)スピーカー端子基板のバラシ

7)メイントランスのバラシ

8)サブトランスのバラシ

9)電源基板のバラシ

10)TONEアンプ基板整基板のバラシ

これで、すべての内臓が取り出せました。
もう、このアンプは跡形もありません。
このシャーシーだけを使用して新しいアンプに作り替えます。
お楽しみに!