TDA7293デュアルアンプの製作 −その3−

おはようございます、Tomです。今朝は昨日の秋晴れから一変して、冷たい雨の朝です。これから来週の火曜日まで、宮城県は雨模様です。晴れ男のTomとしては、なんだか辛い・・・・。

さて、先週末から始まったTDA7293デュアルアンプの製作ですが、今回で3回目です。前回は、シャーシーを組み上げた所まででしたね。
今回は、そのシャーシーに部品を載せて、レイアウトを行います。これって意外と大事なんです。

1.レイアウトのコンセプト

まずは、今回のアンプのレイアウトのコンセプトを決めます。今回のレイアウトのコンセプトは、『出来るだけ回路を短く』です。これまでも、それを気にして製作をしていますが、まだ、電源は左端に纏めるなどの固定観念があります。そこで電源スイッチ以降少しでも、回路を短くするために、固定観念を切り捨ててみたいと思います。

さあ!レイアウトしてみましょう!

2.ベースとなるアルミ板を敷く

まずはベースとなるアルミ板を載せます。このアルミ板、とても嬉しいことに、アンプの大きさにほぼピッタリなんです、なので加工する手間が省けます。まるでTomの為に商品化してくれたような感じです。優秀優秀!

3.スイッチング電源を配置

次はこれ!先週末、中国から届きました。

これは心臓部となるスイッチング電源です。この電源の仕様は、36V7A(250W)ですがこれでなんと1,850円です。安い!

今回は、この電源を思い切ってフロントパネルのすぐ裏に配置してみたいと考えました。通常のトランスなら、こんなこと考えないのですが、スイッチング電源は軽いことと、電源スイッチのすぐ後に配置することで、電源回路がすべて短くなります。なんだかおもしろくなってきました。

4.アンプ基板の配置

次は肝心のアンプ基板の配置です。
このキットは、先日のシングルアンプの購入と一緒に購入しています。この中の基板だけを取り出し、配置します。

そしてアンプのICに取り付ける放熱板です。これは、このジャンクアンプについていたものですので、それを再利用します。なんだか、テレビのビフォアー&アフターを見ているみたいです。

これらをレイアウトします。レイアウトの基準は、やはり最も配線が短くなる事に注力しています。なのでこの配置だと、リアパネルから見て、左から入力が入りすぐに右側のSPアウトから出て、すぐにスピーカー端子へ接続という経路になり、とても短く配線が可能です。

なんかいい感じですね。

5.電源のフィルター、電解コンデンサの基板を配置
電源とアンプを結ぶ電源フィルターと電解コンデンサの基板を配置します。

これがフィルター基板になる予定のユニバーサル基板です。

そして、これがその後の大容量電解コンデンサの基板です。これに10000μFのコンデンサが4つ搭載されます。

これらを配置します。
そのほか、もし電源投入時に『ボン!』という音が出るようであれば、先日シングルアンプでも取り付けた、スピーカー保護回路とリレーを追加します。
これで、ほぼすべての部品がシャーシーに配置されました。

電源をフロント側からみて、左(電源スイッチ側)に配置するのではなく、フロントパネルのすぐ後ろに配置することで、全ての経路を最短にすることが出来ました。
しかも電源とアンプ基板の距離は離せるし、最悪は電源と放熱板の間にシールド板を挟むことも可能です。
これまでで一番良いレイアウトかな?と思います。
なんだか楽しみになってきましたね。