TDA7293デュアルアンプの製作 −その8−

おはようございます、Tomです。今朝も朝もやの天気です。昨日までは、とても天気が良く、紅葉狩りにはとても良い日でした。しかし、今日は台風22号の影響もあり、一日中曇りだそうです。今日はラウンドなので、雨が降らなくて良かったです。

さて、TDA7293のアンプ製作の記事は2日お休みしました。実は、秋月から購入したICとヒートシンクを絶縁するスリーブとシートがあまり宜しくなく、ヒートシンクに取り付けると、ショートしてしまいます。そこで、モノタロウに部品を発注したのでした。
今日の記事は、ベース板に基板を取り付けて行きますね。

1.絶縁板の取り付け
さて、アンプのベース板に電源ユニットの基板を取り付けてゆきますが、その前に、ベース板と基板の間に絶縁シートを取り付けます。こんなのは必要ないのですが、ちょっとした気休めです。以前は、アクリル板でしたが高価なので、塩ビのサンデーシートというのが有りましたので、これを購入しました。これで300円くらいなので、アクリル板の半分です。

これをサイズに合わせて、アクリルカッターで切断します。切れ味はアクリルと同じ感じですが、割る時は、塩ビなので粘りが有り、扱いやすいですね。

2.絶縁板の固定
次に絶縁板の穴あけをします。穴は基板固定穴が有るので、それに従って開けてゆきます。

そして、M4の皿ネジで固定してゆきます。

3.GND端子のねじ固定
そして、M4×30mmの皿ネジと菊座を使って、電源とフィルターの近くにGNDポイントを設けます。

ここにGNDを集中させます。

4.電源ユニットの取り付け

さて、準備は完了しましたので、電源ユニットをベース板に固定しましょう!

1)フィルター基板の取り付け

まずはフィルター基板を取り付けます。

2)コンデンサ基板の取り付け

3)スイッチング電源とアースの取り付け

そして、スイッチング電源とGNDを集中させて取り付けます。ここにもしっかりと菊座を挟みます。

5.電源電圧の確認
最後まで組み上げて、ショートしているとか、電圧が出ないなどという事にならないよう、中間地点で電源電圧を確認します。

1)+36V

2)-36V

これで、電源ユニットはOKです。

6.ヒートシンクの準備
ヒートシンク周りの取り付け準備です。

1)絶縁板のカット
アンプ基板は出来るだけ、GNDであるベース板に近づけたいので、ここにも絶縁板を設けます。

2)ヒートシンク取り付け金具

ヒートシンクを固定する金具で何か良いのがないかDIYで探したら、こんなのがありました。

この金具、ヒートシンクのネジ穴とほぼ同じ高さです。これに絶縁板とワッシャーを入れればピッタリですね。

7.アンプ基板の取り付け
アンプ基板は、最後の入力フィルタの調整が残っているので、ヒートシンクはまだベース板に取り付けませんが、アンプ基板とヒートシンクは取り付けないと動作確認が出来ないので、そこまでは実施します。

1)取り付け部材
ヒートシンクにアンプ基板を取り付けますが、その為の絶縁部材です。これは秋月から購入したものですが、これが曲者でした。

2)シリコングリス塗布

3)絶縁シートの貼り付け

4)アンプの固定
そして、ビスに絶縁スリーブをかませ、アンプを放熱板に固定します。

これで完了!
と思えたのですが、ICの放熱板とヒートシンクの導通を見たら、なんとショートしています。
いろいろやってみたら、絶縁シートが薄いのと、絶縁スリーブの保護部が短い為にショートしている事が分かりました。
そこで、今度はモノタロウに絶縁シートと絶縁スリーブを発注し、何とか問題は解決しました。やれやれ・・・・・。とんだところで時間を食ってしまいました。

次回は、いよいよアンプに電源、入出力を配線し、動作確認を行います。
お楽しみに!