オーム社 ラミネータ LAM902Tの修理 −その4−

おはようございます、Tomです。昨日の朝は、うっすらと雪が降りました。そして、今朝もまたうっすらと雪がつもり、そして現在も雪が降っています。外気温は-2℃です。

さて、Tomは今日から冬休みに入ります。なので、今年やり残した様々な事を、片づけたいと思い、早起きして、活動しています。
まずは、昨日諦めていたラミネータの修理です。

1.AC電源の経路を辿る

基板の電源回路ばかりを考えていたので、諦めていましたが、もっと基本である、ACケーブルから基板までの経路を最後に確認しようと昨日考えていました。
そしたら、読者のconconcon13さんから、温度フューズが切れているのでは?というアドバイスを頂きました。ラミネータは高温で使用するので、温度フューズが入っているし、根元で電源が切れているので、確かにうなづけます。そこで、元気が出ました。

1)電源スイッチの導通を確認

そんなわけでACケーブルから基板までの経路を確認する事に。
まずは電源スイッチです。
まあ電源スイッチが壊れるという事はめったにありませんが一応念のため。

予想通りOKでした。

2)次の経路を辿る

次の経路は、スイッチの片方がヒーターの方に入っています。そして、これが戻って基板に接続されていますね。どうやらこれが温度フューズの様です。

ここの導通を確認すると・・・ビンゴ! NGでした。

2.温度フューズを取り外す

早速温度フューズを外すために、バラします。
まずは筐体をカバーから外します。

タッピングビス2本で簡単に外れました。

次に温度フューズを取り外します。

一応導通チェックします。

やっぱりNGですね。

3.温度フューズを交換する。

1)温度フューズの定格を確認する。

定格は、192℃ 10Aの様です。

2)部品を探す

以前、何度か温度フューズを交換した事があるので、部品箱に1本くらいは温度フューズがあるはずです。
ありました、でも169℃ 10Aでした。まあ、動作確認だけなら、安全面にあるので、これで動作確認しましょう!

3)部品を交換する。
これを半田付けします。

後は、温度フューズを固定すれば、交換完了です。

4.動作確認
さあ、動作確認です。
基板のコネクタを基に戻します。

そして、電源ON!
当たり前だけど、動作OKです。

後は電気屋さんに行って、192℃の温度フューズを購入して、組み立てれば完了です。

<あとがき>
今回は、基板の根本のフューズが切れてなかったので、基板の回路ばかりを追っかけていました。しかも、トランスレスという非常に危険な回路でしたので、一旦諦めかけていました。
でも、読者のconconcon13さんからのアドバイスで温度フューズである事が分かり、修理する事が出来ました。conconcon13さんありがとう!

もう少し、冷静に判断をしなければなりませんね。
まだまだです。反省し精進します。