東芝 Dynabook T451の修理 −その1−

こんばんは、Tomです。さて、昨日までの3連休は少し暖かくて、程々の天気で良かったですね。今日もその余波を受けていました。でも、28日頃から猛烈な寒波が押し寄せるとか・・・。いつもは暖かいんですがね。

さて、今日の話題は、久しぶりに大物の修理の話です。
今回の修理は、無線とゴルフのお友達で近所のChuさんから依頼された東芝DynaBookの修理です。
Chuさん曰く、突然電源が入らなくなったので見てほしいと、日曜日の朝連絡が入りました。
それがこのDynabookです。

1.症状の確認

Dynabookで突然電源が入らなくなった??Tomは嫌な予感がしました。以前お友達のSugiさんの時と同じような症状です。

以前の記事です。記事一覧で見て頂くと判りますが、この修理に約一ヵ月掛かりました。

シーズン1:
http://d.hatena.ne.jp/tomtom1ono/20150630/1435662174(5回ほどで挫折)

シーズン2:
http://d.hatena.ne.jp/tomtom1ono/20160308/1457435793(再挑戦し約1ヵ月半で直した)

もしかして、これも積層セラミックチップコンデンサのショートでは?
と思いましたが、まあ原因は、スイッチング電源やリセットかもしれないので、まずは動作の確認を行います。

1)起動の確認
まずは電源を差し、電源スイッチ押下してみます。
結果た、確かに電源はピクリともしません。

2)スイッチング電源の電圧の確認

次にスイッチング電源の電圧を確認しました。
結果、既定の19V以上出ておりますので、問題なしです。

3)リセットしてみる
そして、次はバッテリーを取り出し、数分間放電し、基板をリセットしてみます。

これでもう一度電源SWを入れてみますが、ピクリともしません。

これは、基板に電源が全く通っていない様です。恐らく、チップコンデンサのショートだと思います。

2.バラシ

NotePCの修理の半分はバラシにかかっています。そこで、早速バラシてみます。

1)ボトムカバーのビス除去

まずはボトムカバーのビスを取り除きます。しかし、十数本のビスすべてを取り外しても、ビクともしません。

2)DVDユニットのバラシ
次に、メモリーの蓋を取り外し、DVDユニットを取り外します。ここからは、面倒は説明は割愛しますので、写真で判断してね。

ついでに、無線LANの同軸と、電源のコネクタを取り外します。

3)HDDの取り外し

次は、もう一つの蓋を開け、HDDを取り外します。

4)キーボードの取り外し
そして、キーボードの取り外しです。

キーボードのケーブルを取り外せば、キーボードが取り出せます。

5)Topカバーのバラシ

いよいよTopカバーのバラシです。基板にアクセスするまでもう一息です。

やっと基板に巡り合えました。

3.基板の取り出し

最後にメイン基板を取り出します。

基板上のビスを数本とFANの固定ビスを取り出します。
その後、ディスプレイのケーブルを取り外します。

最後にUSBケーブルを取り外し、基板を持ち上げます。

無事、メイン基板を救出しました。

どうやら、これから長い旅が始まりそうです。
出来れば、冬休み前には終わらせたいです。
お楽しみに!