サンプリングレートコンバータSRC2496の改造 -その12-

こんばんは、Tomです。今朝は寒かったですね~。最低気温は-8.5℃でした。そして出勤時の外気温も-5℃でした。この時期は天気も安定しますが、最低気温も低いのが特徴ですね。でも日中は暖かいのです。

さて、今日の記事は、サンプリングレートコンバータのその後です。前回改造しましたが、なんだか音がいまいちでした。少しもぁ~とするし、位相がずれている感じもしました。実はTomは寝ながらいろいろ考えてみたら、サンプリングレートコンバータの改造をするときに、ロジックのインバータを1つ余計にしているのがとても気になっていたのです。そこで、再度中を開けて回路を確認することに。

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1.発信回路だった74HCU14の周りの回路を総点検する

基板を取り出し、以前発信回路だった74HCU14の周りをしつこくチェックしました。

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すると、インバータが一つ多いし、次のインバータ入力との間に100Ωの抵抗が入っています。これは不要です。

22MHzの回路
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24MHzの回路
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2.チップ抵抗を取り除く

そこで、この2個のチップ抵抗を取り除きました。
こうすることで、初段のインバータ出力からも回路が切り離されます。

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3.クロックの入力場所も変更する

今度は、クロックを入力する場所を変えます。まずはそのために、ホットメルトを取り除きます。

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以前は、初段のインバータの入力部のクリスタルの部分(ピンセットの左穴)に入れていましたが、今度はインバータの出力部側のクリスタルの根元(ピンセットの場所)に接続します。インバータとは2で実施した100Ωの抵抗を取り除くことで切り離されたので、次段のインバータに入力されるようになります。

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はんだ付けを行います。

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そして再びホットメルトで固定します。

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4.視聴

さあ、さっそく視聴です。
まずは、システムにセットします。
どんな音になるか楽しみです!

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なんと、ビンゴ!
2皮くらい剥けた感じで、とてもクリアな音です。
良かった~。

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今回の改造は大正解です。
後はクロックユニットに電源のパイロットになるLEDをつけて、DEQ2496も接続して仕上げをするのみですね。
楽しみですね。