Dynabook TX/65Dの修理 -その3-

こんばんは、Tomです。今朝は寒い朝でした。7時半ごろから雪が降り始め、出勤時は不吹き状態に。でも、すぐに雪は止みその後は安定した日でした。

さて、今日の記事もl昨日に引き続きDynabookの修理の記事です。今日はその3となります。

昨日の記事では、どうやらBIOSが怪しいという結果でした。

1.ブロードライザの確認

BIOSに決めつけたいですが、最後にもう一つ確認しなければならないことがあります。
それは、このブロードライザです。Dynabookでもこの機種(ほかにもありますが)不具合があります。それはCPUの裏側についているブロードライザの不具合です。
バッテリーではきちんと立ち上がりますが、外部のスイッチング電源からだと立ち上がらないという不具合です。

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そこで、バッテリーを取り付け、1時間ほど充電しました。

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充電が出来たので、バッテリーだけでの動作確認です。
スイッチON!

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ダメですね。

2.バックアップ電池の電圧低下の疑い

いよいよBIOSの確認になります。BIOSのバックアップ電池の電圧が低下するとC-MOSの中身がおかしくなり、BIOSが立ち上がらないということもあります。

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1)バックアップ電池の電圧測定

電圧を測ると、本来の電圧は+3Vですが、なんと測定結果は2.5Vでした。
これは脈がありそうです。

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2)電池の交換
それでは電池を交換しましょう!

まずは、電池をはんだごてで取り除きます。

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交換用の電池は比較的薄いものを使用します。

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これにリードをはんだ付けします。

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そして、絶縁テープで回りを保護します。
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これをマザーボードにはんだ付けすればOKです。

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3)動作確認
さあ、いよいよ動作を確認します。
電源ON!・・・・うーんダメですね~。

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3.BIOSのバックアップを放電する

ネットで調べてみると、BIOSのバックアップのほかにコンデンサがあり、電池を取り除いた後にコンデンサの放電を24Hくらいかけないといけないそうです。
でも、Tomは時間がないのでそんなことはしません。

そうです。抵抗で消費させましょう。
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まず電池を再び取り外します。

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取り外したら、電源パターンに10Ωの抵抗を入れ、放電させます。

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しばらくたってから、バックアップ用のボタン電池を取り付けます。

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動作確認を行います。
電源ON!・・・・・・・期待していますしたが反応なしです。

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やはり、BIOSそのものがやられている感じですね。
BIOSがNGなのであれば仕方ありません、もう手も足も出ません。
現在、ヤフオクで同じ型番のジャンク品を狙っています。
これがうまく行けば、2個1で良品が作れそうです。
安く落札できると良いですね。
楽しみです!