サンプリングレートコンバータSRC2496の改造 -その13-

こんばんはTomです。週末の雪も2日間のお天気でだいぶ溶けました。先週は予定していたゴルフが大雪でクローズ。でも、今週誘って貰ったので良かったです。今週末までになんとか雪は無くなると良いですね。

さて、今日の記事は、先日完成したと思われた、SRC-2496の外部クロックですが、やはりシックリこないですね。どこかモヤっとしている。
やはり、途中に74HC14を入れたのが良くなかったのか?それとも同軸ケーブルが長いためか?ちょっと気になってしまいました。
そこで、最後の手段として、外部クロックをSRC-2496のケースに内蔵する事にしました。
土曜日は大雪でゴルフもなくなったので、この作業に没頭することが出来ました。今日から2日間に分けてレポートします。

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1.レイアウトを考える

外部クロックを内蔵化するにあたり、お互いのクロックの干渉はできるだけ避けたいものです。
そこで、シールドケース(600円)を2個購入し、これにクロックを押し込む事にしました。

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まずはレイアウトの検討です。

1)ケース内
ケース内はスカスカなので、シールドケースは十分に入るスペースがあります。

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2)レイアウト
レイアウトしてみます。

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これがよさそうです。

2.取付穴の加工
次に位置を決めドリルで取付穴を開けます。

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こんな感じで固定出来ました。

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3.シールドケースの加工

グラインダで電源ハーネスと、出力の同軸ケーブルが通る穴を加工します。

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4.クロックユニットからクロックの取り出し

受け入れの準備が出来ましたので、今度は、先日製作したクロックユニットから、クロック基板を取り出します。

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なんだか先日出来たばかりなのにもったいない気が来ますが、やはり良い音を求めるためには手段は選びません。

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5.クロック基板の製作

さあ、今度は手持ちのユニバーサル基板に、これまでのクロックを移植します。

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クロックにコンデンサ2個、そして抵抗を2本取り付けるだけなので、製作は簡単です。

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それに電源ハーネスと同軸ケーブルをはんだ付けして出来上がりです。

6.動作確認

出来上がった基板に安定化電源の+5Vを注入して、動作を確認します。

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先日、Kamaさんからお借りしていた100MHzのアナログのオシロは返しているので、今回はいつものデジタルのオシロで波形を確認します。
サンプリングの関係であまり正確ではないですが、一応波形の状況は確認してみましょう!
24MHz
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22MHz
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どちらも正常に波形は出ている様です。
明日は、この続きをレポートしますね。
お楽しみに!