こんばんは、Tomです。今日は昨日に引き続き朝から晩まで寒い一日ですね。特に今日は気温が上がらず底冷えしています。明日も、明後日も寒い様ですので、皆さんおからだをご自愛ください。
さて、今日の夜はお友達と新年会がありますので、すこし早めの投稿です。今日の記事も昨日に引き続きBOSEのレシーバーR-12の修理の記事です。今日はFINALとなります。
前回の修理で、ほぼ音は出るようになりました。しかし、ボリュームの上げ下げがうまく行きません。
今回はそこの修理と仕上げとなります。
1.フロントパネルの基板のバラシ
まずは、操作パネルの基板を取り出さなければなりません。
1)つまみのバラシ
2)フロントパネルの取り出し
3)基板の取り出し
操作パネルの基板を取り出せました。
2.エンコーダーのバラシと洗浄
このレシーバーのボリュームはエンコーダ方式をとっていますが、残念ながらフォトエンコーダーではなく、メカニカルエンコーダです。したがって、このエンコーダーの接点不良が考えられます。
エンコーダが分割出来ました。エンコーダーの接点が汚れていますね。これが原因です。
2)エンコーダーの接点の洗浄
これをCREのエレクトロニックスプレーと歯ブラシで洗浄します。
こんなに綺麗になりました。
せっかくですので、接点針の方も洗浄します。
3.パネルの組み立てと動作確認
1)エンコーダーの組み立てと動作確認
パネルを組み立てる前に、エンコーダを組み立て動作確認を行います。
2)パネルの組み立てと動作確認
パネルをすべて組み立て、再度動作確認を行います。
3)すべてのファンクションの動作確認
ついでに、入力をCD、AUX、MDなどすべての入力に信号を入れて動作を確認しました。
これで大丈夫です。
4.本体の組み立て
動作が確認できましたので本体を組み立てます。
1)チューナー基板の取り付け
2)配線のまとめ
5.カバーの洗浄
せっかくですから、ピカピカに仕上げてあげましょう!
1)TOPカバーの洗浄
TOPカバーは一番汚れるところですので、きちんとマジックリンと歯ブラシで水洗いします。
2)リアパネルの洗浄
TOPカバーを乾燥させている間にリアパネルとフロントパネルも洗浄します。
接点もきれいに磨きます。
3)TOPカバーの組み立て
TOPカバーが乾燥したので、TOPカバーを取り付けます。
6.仕上げ
最後に仕上げをしてピカピカにします。
最終的に音を確認します。
完成です。
外観はピッカピカの新品同様です。
これで数年は問題なく使用できると思います。
一つ気になっているは、今回手持ちの部品がなく交換できなかったメイン電源の5600μFの電解コンデンサです。
数年したら交換してあげますので、また送ってください。
おじいさまから引き継いだ大事なレシーバーです。末永く大切にご使用ください。