SONY CDレコーダー CDR-W66 の修理 -FINAL-

こんばんは、Tomです。今朝は比較的暖かい日でした。でも、日中から夕方にかけて気温はあまり上がらず、結局寒い日となってしまいました。とにかくもう少し我慢ですね。

さて、今日の記事は昨日の続きでSONYのCDレコーダーCDR-W66の記事です。昨日の記事では、CD-Rドライブを取り出すところまででした。今日はベルトの交換と仕上げです。

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1.CD-Rドライブをバラス

さて、CD-Rドライブを取り出しましたが、すべてケーシングされているので、このままではベルトの交換が出来ません。
そこで、ケースをばらします。

1)ボトムカバーのバラシ

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2)ユニットのバラシ
ユニットをシャーシーに止めているビスを外します。

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これでユニットが取り出せました。
ここまでくれば、もう直ったようなもんです。

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2.ベルトの交換

やっとのことでCDトレイのモーターとプーリーの部分にアクセスすることが出来ました。このベルトが伸びてモーターが空回りしているんですね。

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1)交換用ベルト(Oリング)

新品のベルトに交換します。ベルトの径は様々ですのでTomは以前こんなベルトを購入していました。様々な径のOリングが1セットになっています。これならどれかは適合することになります。

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幸い以前使用したベルトと今回のベルトは径が異なりますので、ほぼ同じ径のベルトがありました。
取り出したベルト(左)は伸びているので、少し小さな径のベルト(右)に交換しますね。

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2)プーリーの脱脂

交換する前に、モーターとギアのプーリーを脱脂します。

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3)レールの注油

そして、トレイが動く部分のレールには、シリコン油を塗布し、滑りを良くします。

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4)ベルト装着

最後に新品のベルトを装着すれば完了です。

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3.仮組と動作確認
さっそく仮組をして、動作を確認します。

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1)トレーオープン

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大丈夫ですのでCDをセットしてトレークローズ。

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CDを認識しました。

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2)CDをかける

そして、Playボタンを押下してCDが動作するところを確認しました。これでOKです。

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4.組付け
動作が確認できましたので、組付けをします。

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TOPカバーを取り付ける前に最後にもう一度トレーの動作を確認します。

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大丈夫です。

5.仕上げ

最後にTOPカバーを取り付けピカピカに仕上げます。

1)カバー洗浄

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2)仕上げ

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6.完成!
これで完成です!ピカピカで新品同様に仕上がりました。

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リアパネルの端子類もピカピカです。そうですよねれコーディングスタジオで使用するので、音が濁らないようにしないとね。

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これでCDレコーダーの修理は完了です。
昨日の午前中に荷物は発送しました。
これからも、レコーディングスタジオで末永くご使用頂ければ幸甚です。
もし、また何かありましたらメンテして差し上げます。