こんばんは、Tomです。今日も昨日に引き続き暖かい日でした。朝の外気温は+6℃。おそらく日中の最高気温は15℃くらいまで上がったと思います。こんな日が続くと春も近い気がします。
昨日は春の訪れの様な軟弱な記事で誤魔化してしまい、修理の記事をたのしみにしていらっしゃる読者の皆様には大変ご迷惑をおかけ致しました。私も人の子なので、たまには草花の様子も観察したいのです。
さて、今日はいつものように修理の記事に戻ります。現在の懸案事項は、BOSEのDVDプレイヤーDVA-15の修理案件です。前回は、ソフトスタート電源回りのコンデンサの不良を見つけましたが、これは直接DVDドライヴには関係ありません。そこで今回は、リファレンスとなる自分のDVA-15と比較して、電源ラインと、DVDユニットの交換実験を行います。
1.自分のDVDプライヤーのバラシ
また自分のDVA-15をばらします。しかしリファレンスがあると少しは心強いものです。
2.電源ラインをリファレンスと比較する。
そして、基本に立ち返りスイッチング電源の出力電圧の確認をしました。
1)操作パネルへの電源ラインの確認
操作パネルへの電源ラインは、前回電解コンデンサの交換を実施していますので、すべてリファレンスと同じでした。一安心。
2)メイン基板への電源ラインの確認
次はメイン基板への電源ラインの確認です。
これもリファレンス比較したところ、+5V、+3.3V、+12V、-12Vすべて大丈夫でした。
という事は電源ラインはすべて問題なしです。面倒なのでオシロの写真は今回省略します。
3.DVDユニットの動作確認
上手く動かないDVDユニットと、リファレンスのDVDユニットの電源ON時の初期動作の確認を行います。
1)故障品のDVD回転方向
故障品のイニシャル時の回転方向は、反時計回りです。
2)リファレンスの回転方向
ところが、リファレンスの回転方向は、少し反時計回りに動いて、DVDを認識し、その後は時計回りに動きます。
という事は、やはりDVDを認識していない感じがします。
4.ピックアップ回りの動作確認
以前はピックアップのレーザーとフォーカスが動いていなかったので再度カバーを外して確認します。
1)ホームポジション
電源ONの後、ホームポジションにきちんと移動します。OKです。
2)フォーカスの動作
これで右に移動しながらレンズのフォーカスを上下に移動します。
これもOKです。写真がブレているのは、レンズが上下しているからです。
3)レーザーの確認
照明を暗くしてレーザーがきちんと出ているかを確認します。
大丈夫ですね。
こまった!
5.DVDドライブを交換実験する。
故障の原因が、DVDドライヴだとは思っていますが、DVDドライヴなのか本体なのかを絞り込むためにDVDドライヴをリファレンスと交換実験します。
電源をONします。
故障品の本体にリファレンスのDVDユニットを装着すると、やはり確実にDVDを認識し時計回りに回転を始めます。
やはり、DVDユニットの問題ですね。
次回は読者のjohnさんのアドバイスのサーボの電解コンデンサをあたってますね。
お楽しみに!