BOSE DVD プレイヤー DVA-15の修理 再び -その8-

こんばんは、Tomです。今日も昨日に引き続き日中はポカポカと暖かかったのですが、夕方からはまた寒気が入り寒く荒れた日になりました。でも、少しずつ春に近づいてきました。

今日の記事も相変わらずBOSEのDVDプレイヤー DVA-15の修理の記事です。昨日は同じDVDユニットを搭載したDENONのレシーバーのジャンク品をばらして確認してみたところ、CDはOKで、かつDVDもスピンドルモーターは回転したものの、DVDを探すところまでは行きませんでした。あと一歩でしたが残念です。

そんな中、読者のもう一人の山ちゃんからメッセージがあり、いろいろとDVDの光ピックアップに関しての情報を頂きました。

1.動作の確認

ピックアップのフォトダイオード出力を確認するには、『Focus』の信号と『Tracking』の信号を見ることが一番の近道であるそうです。
DVDのレーザーは非常に静電気に弱く、ちょっと雑に扱うと静電気や電位差ですぐにイカレてしまうそうです。なので、『お前はすでに死んでいる。』状態なのでは?という事でした。
見るポイントは、この回路図の青丸の部分です。
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2.信号の取り出し

この2つの信号を取り出します。
場所は、FPCのすぐ近くにあるテストポイントです。

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1)Focusの信号取り出し

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2)Trackingの信号取り出し
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3.信号の確認

さあ信号線をプローブに接続しオシロで確認しましょう。

1)CDの信号

まずは動いているCDの方から信号を確認します。上がFocus、下がTrackingで、レンジは2V/div、40ms/divです。

イナーシャ確認の回転

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その後、検出後の回転開始。

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これでいいかどうかは判りませんが、一応CDは動いています。

2)DVDの信号

同じようにして、DVDも観察します

イナーシャ確認の回転

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なんだか波形が違いますね。
その後は回転しないので、これ以上は信号を確認できません。

やっぱり、ピックアップのレーザーダイオードは死んでしまったのでしょうね。
ピックアップを注文してみます。