こんばんは、Tomです。今日は朝からずーっと曇り空。そして雨が降ったりやんだり。それにしても北九州の皆さん大雨大変ですね。お見舞い申し上げます。
さて、今日はいつもに戻り CD-94の修理の記事です。前回の記事では、5Vの電源ラインがNGだったことまで判りました。今回はどの部品がNGか?を探ります。
1.二次側のダイオードを確認する
まずはテスターで2次側の清流ダイオードの生死をすべて調べます。
ダイオードは問題なしです。
2.サービスマニュアルをゲット
ネットでサービスマニュアルをゲットしました。
この電源の回路図を確認すると怪しいのは三端子レギュレータ基板ですね。
3.オシロスコープで三端子レギュレータ基板の出力を確認
自分のオシロが使えないので、会社の帰りにお友達のKamaさんからオシロをお借りしてきました。
それでは、回路図を元に三端子レギュレータの出力の波形を確認します。
電源のコネクタにプローブを当てた途端、いきなりCDプレイヤーの表示が光りだしました。
そこで、コネクタをしごくと、表示がリセットされたりしています。これはもうこのコネクタの基板のはんだクラックか、コネクタの接点不良でしょう。
4.電源基板を取り出す
さっそく電源基板を取り出します。
5.はんだクラックと接点不良を直す
このコネクタのはんだクラックかコネクタの接点不良が原因なんですね。
1)再はんだ
はんだクラックを直すために再はんだをします。
2)コネクタの接点不良解消
そして、コネクタの接点不良もなくします。
これで接点不良は解消したと思います。
6.組付けと動作確認
さあ、基板を元に戻し動作を確認します。
1)組付け
先ほどの作業の逆を行い、基板を組付けます。
2)動作確認
いよいよ動作確認です。
スイッチON!
ばっちりです!
コネクタ周りをつかんでぐりぐりやっても、ビクともしませんでした。
これで、修理は完了です。
今回は折角オシロスコープを借りてきたのに、プローブを宛てただけでした。
修理としては、なんだか物足りないです。
でも、簡単に直って良かったです。
次回は仕上げです。
お楽しみに!