LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン6 -その7ー

こんばんは、Tomです。今日は朝は比較的暖かい日でしたが、午後から北日本日本海側に寒気団が下りてきて、かなり寒くなりました。日本海は雪が降るそうです。いよいよ冬です。

さて、今日もLINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン6の記事で、今日は -その7ーとなります。昨日の記事では、コントロールパネル基板が見事復活した内容でした。メデタシめでたし!
今日は、バックアップ電池を接続し、動作を確認します。

1.配線の固定
まずは、ジャンパー線やディスクリート部品をホットメルトで固定します。

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2.仮組と動作確認
次にフロントパネルに仮組して、動作を確認します。

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スイッチON!

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大丈夫ですね。

3.バックアップ電池ホルダーの半田付け
動作が確認できたので、バックアップ電池を半田付けします。今後は液漏れで基板を傷めないように、フロントパネルの外に出します。

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きちんとリアのシャーシーも取り付けます。

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4.電池ホルダーの取り付け
電池ホルダーをマジックテープで取り付けます。

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電池を組み込みます。電池は100円ショップで販売している、ニッケル水素単4の充電電池です。

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5.音声の動作確認
ここまでくればあとは、最小の音響の構成で音声の確認を行います。
いきなりつなぐ前に、KAIRNの入力と出力をオシロで確認します。

1)入力信号の確認
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2)出力信号(プリアウト)の確認
少し、信号が小さいのですが、一応増幅しています。

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3)音声の確認
いよいろミニアンプに接続してスピーカーから音声を確認します。

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音声は出てきますが、少し音が小さいですね。

5.コントロールの確認
リモコンを使用してセレクター、ボリューム、バランスがきちんと動作するかを確認します。

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全ての動作はOKです。

でも、いろいろと聴いてみると、なんだか音が軽い。そして音が小さく、良く聴くとエコーが掛かっているように聞こえます。
コントロール基板は、セレクターICはDAコンバータなどのICにシリアル信号でコントロールするだけなので、悪さをしているとは思えませんがなにかがおかしいです。いくら何でもエコーが掛かるわけがありません。
なにか遅延している信号が重なっているのでしょう?
これはなんだかわからないです。