BOSEベースの自作TDAミニアンプの修理

こんばんは、Tomです。今朝はとても寒かったですね~。寒いと思ってテレビのデーター放送の天気を見たら、なんと-5.5℃でした。寒いわけだ。朝の出勤時(8:00)でも外気温はー3℃。なんてこったまだ11月なのに1月上旬の寒さです。

さて、先日KAIRNの修理の確認をするために、以前自作した、BOSEのレシーバーをベースにした、TDA-7293のシングルアンプを接続しようとしたところ、なんとアンプが動作しませんでした。ベースアンプ3連発の修理も一段落しましたので、今日はその修理をすることにしました。

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1.動作確認
まずは動作確認を行います。
電源コードを挿入すると、通常はLEDが光って、その後パワースイッチを交換すると、カチンと言って電源が入ります。
ところが、LEDは光りませんし、ボタンを押してもパワーが入りません。

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2.バラシ
早速バラシてみましょう!

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カバーを開けると中はこんな感じです。これはBOSEの壊れたレシーバーの中に、Tomが製作したTDA-7293のアンプユニットを組み込んだものです。懐かしい~。

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ソフトスタートの基板はこれです。これはBOSEのオリジナルです。

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3.5Vの確認
電源リレーを動作させる5Vの電源をオシロで確認します。

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すると、5Vは全く出ていない様です。

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4.ソフトスタート電源ユニットを取り出す
そこで、ソフトスタートの電源ユニットを取り出します。

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5.基板を観察する
取り出した基板を確認したら、なんだか電解コンデンサがぐらぐらしますね。

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そこで、マイクロスコープで基板の半田面を確認します。

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すると基板のパターンが数か所剥がれていました。

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ダメだこりゃ~!このBOSEの基板、サイテーです。

6.修復
基板のパターンを修復します。

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修復結果

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7.動作確認
動作を確認します。
スイッチを硬化すると、きちんと動作しました。

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これで、修理後の確認用アンプとして使用出来るようになりました。
良かったです!