こんばんは、Tomです。今日は、曇り空の一日で昨日迄の天気と比較して、だいぶ楽でした。お墓参りも朝早くに行いましたので、とても良かったです。
さて、今日の話題は、修理の話です。この夏休みにお友達のSaiさんから電話があり、エアコンのリモコンを使用していなかった為に、電池が液漏れしてリモコンが動かなくなったので見てほしいという電話がありました。いつもお世話になっているので、そのお返しに修理を行うことにしました。
1.電池ホルダー部の対策
まず、電池の液漏れになっているという事ですので、電池ホルダーを確認します。すると、電池の端子が腐食しています。
まあ、良くあることですね。
まずは、端子を紙やすりで研磨します。
それだけでは足らないので、マイナスドライバーでさらに研磨します。
電池を入れて確認します。これで動けばよろしいのですが・・・
でも、やっぱり動きません。
2.リモコンをばらす
早速リモコンをばらします。
テスターで電池の端子電圧を測りましたが3.2V。
でも動きません。
やはりこれは、電池の端子だけではなさそうです。
3.基板をばらして基板を確認
基板をばらします。
基板を確認すると、基板が電解液で腐食していますね。
レジストはふわふわです。
4.基板の腐食を研磨
基板が電解液で腐食した部分を紙やすりで研磨し、基板のパターンが切れた場所を探します。
パターンの腐食を取り除きました。
基板のパターンが切れた箇所が判りました。
電源端子の入り口からすぐの所です。
5.基板の洗浄
基板の洗浄を行います。
6.パターンの修復とコンデンサの交換
パターンの接続と電解コンデンサの交換を行います。
1)パターンの修復
電解コンデンサの足を使用して、パターンを修復します。
導通を確認します。
2)電解コンデンサの交換
そして、折角なので電解コンデンサも交換しておきましょう。
7.仮組と動作確認
パターンが修復出来たので、仮組し動作を確認します。
基本部分はきちんと動作が確認でしましたが、一部のボタンが反応しません。
そこで、そのボタンの接点を復活させました。
8.最終組付けと動作確認
最終的に組み付て、動作を確認します。
これでリモコンの修理は完了です。
お友達のSaiさんにも喜んで頂きました。
直って良かったです。