SONY マグネスケール LF10 の修理 -その4-

こんばんは、Tomです。昨日は宮城県南の至る所で強い雨が降りました。そして、今日は夕方までは曇り空、そして夕方からまた雨が降り出しました。来週一週間は曇り/雨のパッとしない天気です。
さて、昨日、一昨日とグルメライフの記事でしたので、今日は修理の記事をレポートします。
今日の記事は、先般から実施しているSONYのマグネチックスケール LF10 の修理の記事です。前回までは、LF10の電源、クロック、パワーオンリセットなどの信号を確認しましたが、大きな問題はありませんでした。しかし、手動リセットをかければ、きちんと動作する様です。
したがって、今回は、外部からのリセットをかける基板を製作します。

1.外部リセット回路の部品
これが外部リセット回路の部品です。蛇の目基板、タイマーIC 555、ワンショットマルチバイブレータ 74HC123です。その他は手持ちの部品を使用します。

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2.タイマー回路の製作
タイマー回路を製作します。

1)ICソケットの半田付け
まずは、ICソケットの半田付けを行います。

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2)タイマーICの回路の製作
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回路が出来ました。あとはテスターで回路をチェックします。

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これで完了です。

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3.ワンショットマルチバイブレータ回路の製作
次にワンショットマルチバイブレータ74HC123を用いてワンショットパルスを出す回路を製作します。

1)74HC123
これがワンショットマルチバイブレータ74HC123です。久しぶりに使用します、

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これも配線しました。

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4.動作確認
回路が出来ましたので、オシロで動作を確認します。

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1)タイマー回路の出力
電源が入ってから数秒経ってタイマーがONします。

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2)ワンショットパルスの確認
タイマーパルスの後、ワンショットのリセットパルスが生成されました。

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5.リレーを引くトランジスタ
パルスの生成は完了しましたので、次いでこの信号でリレーを引くために、トランジスタ2SC1815を半田付けします。

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6.リレーの設置
最後にリレーを基板に半田付けします。加えて動作を確認するためにLEDも取り付けます。

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完成しました。

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7.動作確認
回路が出来ましたので動作を確認します。

1)電源ON
電源をONすると数秒間はLEDは光りません。

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2)LED点灯
数秒するとLEDが点灯しました。

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これで動作が確認できました。

3)ところがアクシデント!
ところが実際にリレーの切り替わりの信号を見ると、リレーは動作しているのに、接点は切り替わりませんでした。
念のため、そのリレーをダイレクトに5Vに接続しましたが、やはり接点が切り替わりませんでした。


これは、部品不良ですね。650円もしたのに残念です。
次回までにリレーを仕入れておきます。
次回をお楽しみに!