こんばんは、Tomです。今日は一日中曇り空でした。そして、夜は少し過ごしやすい秋の気配です。コオロギの鳴き声も聞こえてきました。秋ですね。
さて、昨日から始まったI-COMの無線機IC-275Dの修理ですが、今日はその2です。昨日は本体をバラシ、ファイナル付近にあったヒューズを交換し、電源が入るようになりました。
1.各部の動作確認
フロントパネルの各種スイッチやVFOを弄ってみると、コントロール部は動作しているようです。
2.受信の確認
それでは続いて受信が動作するか確認します。
まず、Tomの無線機で、交信している周波数を見つけ、シグナルの強さを確認します。
次に、修理品の無線機にアンテナを接続して、受信を確認します。
FM,SSB、LSBなどのモードも切り替わるようです。これで受信はOKですね。
3、送信の確認
続いてわかりやす様にFMモードにして、送信をしてみます。
いきなり電波を出すのはまずいので、ダミーロードとSWR計を接続します。
ダメですね。全くPTTが開きませんし、送信もしません。
ここまで来たのですが、ちょっとガッカリです。
4.フロントパネルのバラシ
まずはPTTがきちんと切り替わっているかを確認するために、フロントパネルを取り出します。
取り出すと言っても、ものすごい量のハーネスです。どうしてこんなにハーネスがあるのか?そういえば以前も苦労しました。
やっとここ迄分離することができました。元に戻せるかな?心配です。
5.マイクコネクタユニットを取り出す
今度はマイクコネクタユニットを取り出します。そういえば以前修理した時このユニットのFPCが腐食していたのでした。同じ症状だと助かるのですが・・・。
ユニットを取り出しました。
6.ユニットの導通確認
それではユニットの導通を確認します。
ここはだ丈夫です。
次にハンドマイクを接続し、PTTの信号がきちんとGNDに落ちているかどうかを確認します。
以前の修理で仕入れたサービスマニュアルで、端子のピンアサイン確認します。
なんかおかしいです。という事はマイクか?
7.マイクのバラシ
マイクをばらして、中を確認します。
断線は無い様です。
でも、PTTを押下しても、PTTとGND間がショートせず、数十Ωの抵抗値が存在します。しかも、その抵抗値も毎回変わります。
8.マイクロスイッチを開封し、洗浄する
マイクロスイッチを取り出し、中を開けて、接点を洗浄します。
マイクロスイッチの接点は1Ωまで復活しました。
ついでに、コネクタなども再半田付けして接点不良を解消しました。
これで、マイクからフロントパネルの出口までのPTT信号は大丈夫です。
次回は、メインボードの中を追いかけます。
お楽しみに!