こんばんは、Tomです。今日は昨日よりも暖かい日でしたね。夜になっても外気温は12℃もありました。明日も最高気温は15℃ですが、午後から急降下。雨風が強くなりそうです。
さて、Tomは先般お友達のSaiさんの無線機のアンテナを回転させるローテータのコントローラの修理を行いました。でも、修理をしても実際のローターはないので週末に一度戻して動作を確認してもらいました。
そしたら、なんと正回転、反回転はするのですが、45°くらいで止まってしまうという事で、出戻りしてしまいました。
1.出戻りのG-2300DXAとリファレンスのG-800SDX
Saiさんは、移動運用にもう一つローテータを保有しているので、リファレンスとしてKenproのG-800SDXというローテータもお借りして来ました。
この二つ、コントローラ的には全く同じ感じがします。KenproをYAESUが買収したので、Kenproがオリジナルで、YAESUはOEMなんでしょうね。
1)YAESU G-2300DXA
2)Kenpro G-800SDX
コントロールする部分はほぼ一緒ですね。
3)スペックと価格の違い
ネットで価格をスペックの違いを確認しました。
すると、G-2300DXAは上から2番目のハイエンド、そしてG-800SDXは、ミドルレンジですね。
スペックはこんな感じです。
2.外観と内部の違い
コントローラですので、そんなに違うのでしょうか?それでは比較してみます。
1)外観:リア
フロントはほぼ同じですので、リアを確認します。
①G-2300DXA
②G-800SDX
2)内部
それでは内部を見てみましょう!
カバーをばらしてみると内部は全く異なります。
3.動作の比較
どちらもローターを付けない状態で、電源を入れて動作を比較します。
1)G-2300DXA
電源スイッチをONしても、メーターが光りません。そして、なにも動きません。
2)G-800SDX
電源を入れると、メーターが光り、メーターは回転しホームポジションに動きます。
4.DXA-2300DXAをばらす
G-800は中身が異なるので、G-2300DXAをばらします。
5.回路図を手に入れる
ネットで回路図を手に入れました。北米のYAESUのユーザーズマニュアルなので、きちんと回路図もついています。
回路図があると全然違います。
6.照明を修理する
まずは手始めに、メーターの照明を修理します。
1)メタ―ユニットをばらす
これですね。
2)ランプの導通をチェック
ランプはやはり切れていますね。地震で落下した時に切れてしまったのでしょう。
3)回路図で電圧を確認
回路図をから電圧をチェックします。
電圧はDC12Vです。
4)オシロでも確認します。
きちんとDC12Vですね。
5)高輝度LEDで確認
高輝度LEDで明るさを確認します。
抵抗値は560ΩでOKですね。
6)LEDに交換する
それではLEDを半田付けします。
7)動作確認
電源をONし、動作を確認します。
結構綺麗に光りますね。
これで、メーターの照明の修理は完了です。
次回は、回路図を追いかけてローテータの動作を確認します。