マルチアンプの電源スイッチボックスの製作ーその後1ー

こんばんは、Tomです。今日は曇り空から始まり、途中晴れ上がり、また曇り空。なんだか本当に梅雨になったような天気でした。
さて、今日の話題は、オーディオライフに戻ります。先日一応完成した『マルチアンプの電源スイッチボックス』のその後の話をしたいと思います。一応、100Vの配線の塊なので、慎重に配線を行ったつもりですが、いきなり機器を接続するのはちょっと危ないですね。そこで今回は、テスターを使用して配線をチェックします。

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1.100Vのコンセントのショートチェック
まずは、2本の電源ラインのショートチェックです。いくら何でもショートはしていないと思いますが、一応チェックします。

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これは大丈夫ですね。

2.COLDラインの導通チェック
次は、COLDラインチェックを行います。入り口の電源ケーブルのソケットと、出力の電源コンセントの間の導通を確認します。

1)1ブロック目
1ブロック目の入力ソケットと出力の3個のコンセント間の導通を確認します。

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問題なしです。

2)2ブロック目
2ブロック目の入力ケーブルのソケットと、出力のコンセント間の導通も確認しOKでした。
しかし、問題が発覚しました。1ブロックと2ブロックのケーブルは繋がっていないはずなのですが、なぜか導通しています。

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これはおそらく、2連結の2つ目のコンセントのショートバーの破壊を忘れたか、1ブロックと2ブロックのCOLDの配線が逆に取り付いているかどっちかだと思います。
解決は後回しにして、次のチェックを行います。

3.Hot側のリレー動作の確認
COLD側のチェックは完了したので、いよいよHot側のラインの確認を行います。Hot側は、リレーでONするようになっていますので、電源スイッチを入れ、順次リレーが動作するタイミングできちんと導通するかを確認します。

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2ブロックの6つのコンセントのリレーは問題なくきちんとしたタイミングでONし、電源OFFで導通が無くなりました。まあ、当たり前と言えば当たり前ですが、これで各部の動作の確認は完了です。

4.COLD側の不具合修正
全てのラインの確認が終わりましたので、COLD側のラインの不具合を修正します。

1)リアパネルを取り外す
太い内部配線がガッチリ固定されており、これを外すのは大変ですので、最小限のバラシで確認を行います。まずはリアパネル全体を外します。

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2)真ん中のコンセントのCOLDを外してみる
真ん中のコンセントブロックの2つのCOLDのうち1つを外して導通があるかどうかの確認を行います。

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片方の配線を外すと導通が無くなりますので、この真ん中のコンセントに問題があることになります。
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5.真ん中のコンセントブロックを外す
そこで、真ん中のコンセントを取り出して確認します。

1)Hotラインを外す
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2)CLODのもう一本を外す
COLDの配線を全て外した状態で、コンセントのCOLDの2つの端子の導通を確認します。導通があるのでやはり、このコンセントが問題ですね。

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3)コンセントを取り出す
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4)不具合発見
コンセントを取り出すことが出来ました。COLD側の端子を確認すると、やはり、2ブロックのショートバーが付いたままでした。ここだけ取り外すのを忘れた様です。一番大切なのにね。大チョンボです。

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5)ショートバーの取り外し
ラジオペンチでショートバーを破壊します。

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これで、きちんとコンセントが独立しました。

6.組付け
不具合が修正されましたので、COLD側の配線を行います。

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一応確認します。

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導通がありませんので、きちんと独立していることが確認出来ました。

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後は元通りに組付けます。

7.リレー基板のアイソレーションの確認
あと、気になるのは、リレー基板の1次側のHotのラインと基板のGNDとのアイソレーション(絶縁)です。一応、製作時にリレー基板のGNDパターンを削り取りましたが、テスターできちんと分離しているかを再確認します。

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これで回路の確認は完了しました。

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あと残っているのは、電源ケーブルの固定です。これは、ガッチリした結束バンドで固定します。現在保有していませんので、購入してから固定すればOKです。

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これで、回路に関する心配事は無くなり、スッキリしました。
出来れば今週末にはシステムを接続したいですね。
でも、今週末も畑仕事が忙しいので、その合間を縫って組み込みます。
今週末が楽しみです。