プリアンプ周辺の電源コンセントボックスの製作 -その8-

こんばんは、Tomです。昨夜から今日にかけて台風8号宮城県を通過しました。なんと台風が宮城県に上陸するのは観測史上初だそうです。確かにこのルートはあまりないですね。その割にはあまり大きな影響はなかったですが、夕方になって雷雨がものすごい様です。
さて、昨日までは4連休に実施した『草刈リンピック』の話を連載しましたが、今日は久しぶりにオーディオライフの記事です。今日の話題は、4連休の最終日に実施した『プリアンプ周辺の電源コンセントボックスの製作』 -その8-です。前回で、ほぼ外観が完成したので、今回はシールド性を高めるために内部に銅箔を貼り付けます。

1.前回までの状況

前回までで、電源コンセントボックスのウッドカバー、TOPパネルが出来上がりました。

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<前回の記事>
tomtom1ono.hatenablog.com


本来は、このくらいであとは配線をすれば出来上がるのですが、今回はもう一つ工程を加えます。


2.内部に銅箔テープを貼り込む

実はオーディオの大先輩たちは、この内部に銅箔を貼ってシールド性を高めています。Tomは若いころエレキ設計をしていた時に、機器のノイズ対策をしたことがありました。その時、銅箔テープには大変お世話になりました。でも、銅箔テープはものすごく高いというイメージがあったので、そこまでは出来ないなぁ~と思って躊躇していたのです。ところが大先輩のEgaさんにいくらしたのかをお聞きしたところ、Amazonで結構安く販売しているというではありませんか?そこで、Tomも銅箔テープ貼りに踏み切りました。

1)ボトムシャーシーの塗装を剥がす
まずシャーシーと銅箔テープの導通をよくするために、シャーシーの所々の塗装をサンダーで削り取ります。サンダーは、紙やすりが何枚も重なっている刃を用います。実はこれ100均で100円で売っているんです。安い!

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これでいいでしょう。

2)Topシャーシーの塗装剥がし
次にTopのコンセントを取り付けるシャーシーの塗装も剥がします。

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これでOKです。

3.銅箔テープを貼る
次にシャーシーに銅箔テープを貼ります。
この銅箔テープは幅50mm、長さ10mなのになんと1,199円です。コストパフォーマンスがすごいですね。

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1)ボトムシャーシーに銅箔テープを貼る

ボトムシャーシーに銅箔テープを貼ります。

まずは1枚基準となる長さを測ります。
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そして、これと同じ長さのものを数枚切り取ります。

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それを端から順にシャシーに貼り付けてゆきます。

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なんだか宇宙船に搭載する部品みたいですね。

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銅箔テープ同士、またシャーシーとの間でキチンと導通するよう、こすり合わせます。本来は指でこするのですが、指でこすると指の皮がこすれて痛くなるので、歯ブラシの柄のゴム部分を使って行いました。

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これでボトムシャーシーの銅箔テープ貼りは完了です。

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2)Topシャーシーの銅箔テープ貼り
同様にTopシャーシーの裏側も銅箔テープを貼りました。

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これで銅箔テープの貼り付け作業は完了です。
そうなると、今度は0.5mmのTopカバーが貧弱に見えてきました。
加工精度も良くありませんでした。
そこで、次回はTopカバーのリベンジ製作の話をご紹介します。
お楽しみに!