ES9038Proチップを搭載した中華DACを新設! ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日も天気が良く、とても暑い日でした。でも、気温は32℃と昨日よりは比較的楽でした。あと1日働けば夏休みです。特別何をするわけではありませんが、ちょっと嬉しいです。
さて、昨日の記事では日曜日に実施した、ES9038Proを搭載したDACの設置の話でした。今回は、これまで使用していたNA8005Nと今回新設した中華製DACとの音を比較して、その違いを認識し、調整を入れたいと思います。

1.これまで使用していたNA8005N
これがこれまで使用していたMARANZのNA8005Nです。ネットワークオーディオプレイヤーですが、ネットワーク経由だと音がイマイチなので、現在はDACとして使用しています。音はそこそこ良い方だと思います。

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2.今回投入した中華DAC
そして、これが今回投入した中華製DACです。前回電源が入らないというトラブルがありましたが、返品せず自力で解決しました。このDACは、高性能のES9038Proチップを搭載しています。

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3.NA8005Nと中華製DACの比較
さあ、いよいよLINNのKAIRNに2台のDACを接続して、CDの出力信号をアップサンプリングしたデータを両方のDACに送り、アンプで瞬時に切り替えて音の違いを確認します。

1)CDプレイヤー
CDプレイヤーはSONYのCDP-555ESD(1986年製)ですが、ここではデジタル信号のみ取り出します。

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2)サンプリングレートコンバーター
NA8005Nの上にあるのがBERINGERのサンプリングレートコンバーターSRC2496です。これで16bit/44.1KHzの信号を24bit/96KHzにアップサンプリングします。

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3)DAC
その信号を一方はオプティカル、そしても一方はコアキシャルで同時に出力し、DACにデジタル信号を入力します。

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4)プリアンプ
それぞれのDACの信号をLINNのプリアンプKAIRNに入力しリモコンで瞬時に切り替え音声を比較します。

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4.比較結果
さて、NA8005Nと中華製DACを切り替えて試聴した結果です。

1)音圧レベル
音圧レベルは、中華製DACはNA8005NよりもLINNのボリュームレベルで3~5ポイント低いです。

2)音質
音質は、NA8005と中華製DACを比較するとNA8005Nはやはり少し高域が頭打ちになる感じで、中華製DACはさすがにES9038Proチップの威力で広域は天井が抜けたようにスッキリと抜けて行きます。

但し、中華製DACの方は、DAC以降のOPアンプのせいなのか、DACDAC以降の音がイマイチです。残響音や音の広がりが少なく、パワーアンプでいうと昔使用していたLINNのLK-100の様に音楽が冷たくて、演奏者のほとばしる気持ちが伝わってきません。OPアンプは今後の課題ですね。

5.とりあえずチャンデバで補正
音色の違いはどんなものでもあります。
シュアーのカートリッジTYPE3とTYPE4、シュアのマイクの58と57、JBLのツイータ2402と2405、オペアンプMUSEs02と01などの違いはあります。
そこで、中華製DACの中域の不足部分をチャンデバのDriveRack PA2で補正してやります。
その結果、すこし良くなってきました。

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今後、OPアンプの交換などを行う楽しみがありますが、それまでは、まずはこの状態でDAC]のエージングと微調整を行って行きます。
今後が楽しみです。