こんばんは、Tomです。今日の天気は、少し雨が落ち着きました。でも、まだ肌寒い感じです。それにしても九州の大雨は大変ですね。お見舞い申し上げます。
さて、今日の話題は、修理ライフの話です。この夏休みにブログの読者のお二人からLINNのプリアンプKAIRNの修理依頼がありました。その一人目の方の修理を今回行います。今回は故障の症状確認をバラシと 部品の除去です。
1.到着したい修理依頼品
4日前、ブログの読者の方から荷物が届きました。
これは、LINNのプリアンプKAIRNです。このプリアンプは44万円もする高級品です。でも、この操作パネルのバックアップ電池が液漏れして、基板の部品やプリントパターンを溶かしてしまい、故障してしまいます。でも、LINNは10年経過すると修理してくれないのです。
そこでTomもKAIRNユーザーですので、KAIRNのユーザの為に修理をしてあげています。
2.症状の確認
このアンプの故障は、バックアップの電池の故障により、状態をメモリー出来ずError2になってしまう事。そして、電源がたまに落ちる事だそうです。まずは、操作パネルの状態を確認します。
電源をPNすると、『Error2』を表示し、ヴォリュームは、50になります。
今回の個体は、加えて電源LEDも点灯しません。
3.バラシ
それでは、早速バラシます。
1)TOPカバーのバラシ
中はこんな感じです。
2)フロントパネルのバラシ
3)フロントパネルのリアカバーのバラシ
4)基板のバラシ
バックアップ電池の周りは、やっぱり基板が腐食していますね。
更に基板をバラします。
4.不要な部品を取り除く
1)リチウムイオン電池の取り出し
問題のリチウムイオン電池を取り出します。
2)電解コンデンサの取り出し
基板の中の電解コンデンサを取り出します。
5.基板の状況
部品を取り出したあとのフロントパネルの基板を観察します。
最初は軽症かな?と思いましたが、結構基板が腐食していますね。
これから、基板の腐食したパターンをサンドペーパーで磨き上げます。
明日をお楽しみに!