LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン10 ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日は朝方は雨でしたが、日中は雨が上がり、良い点に気になりました。明日から週末までずーっと良い天気が続くようです。
さて、今日の記事も『
LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン10』で、今回はその2です。
昨日の記事では、操作パネルの基板のプリントパターンが切れている個所を確定しましたので、今回は切れたプリントパターンにジャンパーを這わせます。その後、基板に部品を半田付けして動作確認を行います。

1.前回確定した故障個所にジャンパー線を這わせる
前回、マイクロスコープとテスターで、操作パネルのプリントパターンの断線箇所を発見しました。

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そのパターンに、ジャンパー線を這わせます。

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また、パターンが怪しい所にもジャンパー線を這わせます。

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これで、パターンは修復されていると思います。

2.研磨したパターン箇所にニスを塗布する
電池の電解液で腐食したパターンを1000番の紙やすり(水ペーパー)で研磨しましたが、このままでは酸化してしまうため、レジストの代用品として、クリアのニスを塗布します。

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3.新しい電解コンデンサを半田付けする
取り出した古い電解コンデンサの代わりに、新品の電解コンデンサ22μF5個を半田付けします。

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これで完了です。

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4.動作確認
さあ、これで基本的な修理は完了ですので、早速動作を確認します。

基板を本体に取り付け電源をON!

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ちゃんと7セグのLEDインジケータが表示されるようになりました。

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5.電池フォルダーを取り付ける
動作が確認出来ましたので、外付け用のバックアップ電池フォルダーを取り付けます。

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6.基板の組付け、動作確認
基板を操作パネルに組付け、動作を確認します。

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ハーネスをホットメルトで固定します。

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最後に、ダメ押しで動作の確認を行います。

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問題なしです。
これで修理は完了です。
次回は、バックアップ電池を取り付けて仕上げをして終了です。
お楽しみに!