LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン11 ーその6ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は基本的には晴れでしたが、時々曇りの天気でした。あすから週末ですが、明日はアグリライフを行いますので、是非晴れてほしいですね。
さて、今日の記事もLINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン11で、今日はその6となります。昨日の記事では、依頼された方がKAIRNのコントロールパネルの中央の電解コンデンサ交換した跡をメンテナンス、マイクロスコープでプリントパターンを調べ、結線図を作成した所迄でした。今回はいよいよ電解コンデンサを半田付けし、壊れたプリントパターンの代わりに、テフロン電線を配線します。

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1.電解コンデンサの設置とテフロン電線の配線
それでは、電解コンデンサを半田付けし、それに付随する配線をテフロン電線で行います。
22μFの電解コンデンサは、KAIRNにしか使用しませんが、沢山あった22μFも使用量が多いため、これしかありません。

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1)1個目の電解コンデンサを交換&配線
まずは一個目の電解コンデンサを交換します。

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そして、その後調査した結線図を基に、テフロン電線を配線します。

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2)2個目の電解コンデンサの交換と配線
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3)3個目の電解コンデンサの交換と配線
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4)4個目の電解コンデンサの交換と配線
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5)完了!
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2.シールド板のスタッドを立てる
シール板の足は殆どなくなっていますので、不要になった大容量フィルムコンデンサの太いリード線を用いて、スタッドを立てます。

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3.配線チェック
テスターで配線をチェックします。

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これで完成です。

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4.動作確認
さあ、いよいよ動作確認を行います。
これで動くと良いですよね~。

スイッチON
ON!

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LEDがErroro02の表示を行いました。

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見事復活です!
やあ、復活して良かったです。
次回は仕上げですね。
お楽しみに!