25年経過したマッサージ機(松下リアルプロ EP2110)の修理 ーその1-

こんばんは、Tomです。昨日は、一日中雨でしたが、今日は天気が回復し、一日中晴れの天気でした、やはり天気がいいと、心がウキウキしますね。やっぱこうじゃないとね。
さて、今日は25年前に購入したマッサージ機の修理の話です。夏休みに一度実施しましたが、途中で暑くて汗だくになりくじけてしまいました、10月になり涼しくなりましたので、昨日修理を再開することにしました。今日の話は、夏に実施した一番最初の修理の記事です。

1.25年前に必死の思いで購入したマッサージ機
このマッサージ機は、Tomが26年前家を新築した次の年に購入した、松下電器のリアルプロ EP2110というマッサージ機です。当時、Tomもカミさんも腰痛で大変困っていた時期でしたので、必死の思いでボーナスを叩いて購入したのです。
ヤフオクで新品をなんと半額で購入出来たので非常にラッキーでした。

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このリアルプロは、とても多彩なもみ方なので、とても気に入っていて、大事に使用してきました。でも、購入から25年経過し、ついに誤動作する様になってしまったのです。

2.故障の症状
故障の症状は、電源オンでマッサージのスタートをかけると、最初に人体のサイズ検知を行うのですが、縦動作が動かず、エラーになります。ネットで調べてみると、駆動のベルトが切れているか、電磁クラッチが動かなくなっているのが原因の様です。すでに25年も経過しているので、サービスパーツも無くなっていると思いますので、自力で直すしかないですね。

3.後ろカバーのバラシ
Tomはマッサージ機を修理するのは初挑戦です。さてさてどんな構造になっているのか?興味深々です。
まず後ろカバーをバラします。ビスは2本だけで、反対側は押し込むと抜けるプラスチックのピンです。

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後ろカバーが開きました。あれ?以外に部品が少ないですね。

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4.ベルトの確認
故障の原因の1つであるベルトの確認を行います。

モミユニットには、駆動のメインモーターが1つあり、そのモーターからタイミングベルトで電磁クラッチ3個に駆動が伝達され、電磁クラッチがオンするとモミユニットが上下したり、横のモミが動いたりするようです。
このタイミングベルトが切れるというのが、故障の1つの原因です。
しかし3本のタイミングベルトを確認しましたが、どれもしっかりしていますね。

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5.電磁クラッチの動作の確認
ベルトの問題は無いことが確認出来ましたので、原因は電磁クラッチかもしれません。(ネット情報)

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そこで、実際に動かし3個の電磁クラッチの動作を確認します。
リモコンで電源をONさせ、マッサージを開始します。

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すると、メインモーターが動き出しました。モミ動作の電磁クラッチがONになり、続いて上下動作を行う電磁クラッチがONし、人体のサイズを検知する予定なのですが、どうも上下運動の電磁クラッチが動かないようです。

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でも、たまに動くときもあるので、ドライバーではなく、電位jクラッチそのものの動きがおかしい様です。

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電磁クラッチは3個あります。

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6.電磁クラッチのカバーのバラシ
上下の駆動は、下側にある電磁クラッチの様です。
そこで、その電磁クラッチのカバーをバラします、

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これが上下運動をさせる電磁クラッチです。

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7.電磁クラッチをばらす
ネットの情報では、電磁クラッチのブレーキのゴムが経年劣化でベトベトに融け、それが融着して電磁クラッチが動かなくなるようです。それでは電磁クラッチをバラします。

1)タイミングベルトの取り外し
タイミングベルトは簡単に外れます。

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2)プーリーの取り外し
次にプーリーを止めているナットを外すのですが、これが厄介です。
ネットが固い上、プーリーを固定する為には反対側にあるほんの少しの軸の先端をプライヤーでつかまなければなりません。

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やっとの思いで、ナットが回り、プーリーが外れました。

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8.電磁クラッチの内部の確認
電磁クラッチのプーリーが外れ中身が出てきました。
ブレーキのゴムを確認しましたが、どろどろに溶けておらず正常です。

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何がダメなんでしょうか?

9.組付け再度動作確認
仕方ないので、この部品をもう一度組付け、動作確認を行います。
スイッチON!

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おおーっつ!今度は電磁クラッチがONし上下運動を行いました。

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ところが喜びは束の間、モミユニットは途中まで上がりましたが、自重で下がってしまいました。
うーん!
一筋縄では行かないですね。
次回をお楽しみに!