こんばんは、Tomです。今日は昨日に引き続き、とても寒い日でした。最低気温は9℃なのですが、日中も気温が上がらず12℃~14℃という感じでした。今日は在宅勤務でしたので、セータや防寒具を着て仕事してました。まだ、ストーブは出していませんが、そろそろです。
さて、今日の話題も昨日に引き続き『KENWOOD ディップメーター DM-81の修理』 ーその3ーです。
今回は、ツインT発振回路のトランジスタの生死確認と交換、そして動作の確認です。
1.トランジスタの生死確認
発振回路は、それほど込み入った回路ではないので、トランジスタが死んでるか、共振の為のC、Rの接触不良くらいしか考えられません。まずは、トランジスタの生死の確認を行います。
1)2SC945
これが発振回路のトランジスタです。これは2SC945というトランジスタで、一般的なトランジスタです。
2)トランジスタの生死確認
テスターでこのトランジスタの生死を確認します。トランジスタのエミッターコレクタ間の抵抗値が異常です。
2.トランジスタの交換
トランジスタの異常が確認されましたので、Tomの手持ちのトランジスタ(2SC945)交換します。これは別に2SC945 でなくとも良く、2SC1815でも問題ありません。
3.発振回路の動作確認
トランジスタを交換したので、動作を確認します。
でも、発振の波形は、認められませんでした。
4.共振回路の部品のチェック
トランジスタを交換しても発振しないので、回路図を基に共振回路のCとRがきちんと基板に導通しているのかを確認します。
ほぼ問題なしです。
5.再度半田付けと動作確認
最後にダメ押しで発振回路の全ての端子に再ハンダを行います。
その後、オシロスコープで動作を確認しました。
すると2SC945 が発振していました。
発振回路の出力ポイントの波形(AC接続)
これで大丈夫ですね。
次回は、組付けて動作を確認します。
お楽しみに!