ワーゲン空冷ビートルのカーラジオの修理 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日も昨日と同じように、朝はとても寒かったのですが、日中はお天気で家の中では暖かな日でした。冬なのに、日中は穏やかなので嬉しいです。
さて、今日はこれまでにない修理の話です。FBのお友達のTanaさんから空冷ビートルのカーラジオの修理の依頼がありました。
これまで、カーラジオを修理したことがありませんので、直せるかどうかわかりませんが、お受けしました。

1.依頼を受けたカーラジオ
Tanaさん保有の愛車ビートルは、50年以上前の物らしいです。それについていたラジオです。これはナショナル製のトランジスタラジオの様です。症状は途中で音が出なくなったそうです。

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2.バラシ
早速カバーを開けてみます。

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中はこんな感じです。

3.電源とスピーカー端子を探す
電源とスピーカーの端子はこの部分の様です。

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しかし、どれが電源でどれがスピーカーなのかわからないので、この端子のブラケットをバラシます。

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どうやら上の3Pのコネクタが電源で、下の2Pのコネクタがスピーカーの様です。一応、Tanaさんにお聞きした所、ディーラーに確認して頂きやはりそうであることが確認出来ました。

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4.動作確認
コネクタの機能が判りましたので、早速動作を確認します。
でも、電源は接続しますが、いきなりスピーカーを接続するのは危険ですので、オシロスコープで出力を確認します。

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電源をONすると、ランプはきちんと光りました。でも、スピーカー出力を確認したらなんと、DC6Vが出ています。
スピーカーを接続しなくて良かったです。もし、接続していたらスピーカーが壊れていたかもしれません。

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5.基板を取り出す
それでは本体から基板を取り出します。

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これで、修理の準備は出来ました。
でも回路図が無いので、簡単に修理が出来ません。
次回は、経年劣化で一番怪しい電解コンデンサの容量確認と交換を行います。
お楽しみに!