ワーゲン空冷ビートルのカーラジオの修理 ーその5ー

こんばんは、Tomです。今日は、曇り空一日でした。でも、明日は、お天気の様です。折角の週末なので天気は良い方が良いですよね~。
さて、今日は修理の記事に戻ります。今日の記事は先日から続いている『ワーゲン空冷ビートルのカーラジオの修理』の記事で今日はその5です。
Kamaさんから預かった富士通テンのカーラジオは音声は出ますが、5分くらい経つとガガガガガという音が出たり、音声が大きくなったり小さくなったりで安定しません。そこで、最初は半田の接触不良を疑い、古い半田を全て吸い取り、部品のリードの足を研磨し、フレッシュな半田を流し込みました。でも、結果は同じです。
そこで、今回は、電解コンデンサの交換を行います。

1.交換対象の電解コンデンサ
このラジオは、ICのチューナー、ICのアンプなので、基板の部品は少ないので助かります。
それに加え、基板を取り外さなくても交換できる電解コンデンサがこれだけあります。

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2.電解コンデンサの交換
1)100μFの電解コンデンサ
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容量抜けはないですね。でも、一応新品に交換します。

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2)10μF
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大丈夫ですが交換します。

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3)4.7μF
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4.3μFですが、一応誤差範囲です。

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これも交換します。

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4)22μF
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5)交換完了
これで、見えている部分の電解コンデンサの交換は完了です。

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3.さらに隠れた電解コンデンサの交換
更にもう少しで手が届きそうな電解コンデンサを交換します。
ウーン、もう少しで届きそうなのですが、ICが邪魔してるんですよね。

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1)ICの取り外し
そこでICを取り外します。

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これで、電解コンデンサにアクセスできます。

2)220μF
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3)47μF
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4)交換完了
これでもう少しで手が届く電解コンデンサも交換出来ました。

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4.動作確認、ところがトラブルが!
動作確認です。ところが、トラブルが!
何を思ったか、電源のプラスとマイナスを逆に接続して、電源をONしてしまいました。
ガーン!
また壊れてしまった!

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今度は、半導体であるチューナーICとアンプICも確実に壊れています。

ちょっとショックです。
部品を探さなければなりません。
古いカーラジオなので、部品があれば良いのですが・・・・・。
次回をお楽しみに。