こんばんは、Tomです。今日も一日中穏やかな日でした。夕方の日の入りの時間も結構ながくなってきました。でも、日の出はまだ遅いですね。もう少ししないと日の出が早くなりませんね。
さて、今日と明日は、今年になってから修理に挑戦して直せなかった記事を2つレポートします。どちらも、頑張りましたが、どうしても修理を行うには限界があって、諦めました。今日はその1です。
1.依頼品のコーヒーメーカー
これが依頼品のサントスのコーヒーメーカーです。
これは、現在修理しているパナソニックのCDプレイヤーの依頼主からの2つ目の依頼です。昨年末に依頼がありました。
2.故障の症状
故障の症状は、電源が入らなくなったとの事です。
熱を出すものですので、温度ヒューズでも切れているんだと思いました。
3.バラシ
それでは、早速バラします。
4.基板を確認
バラすとかなり焦げ臭いにおいがしました。
1)半田面が黒焦げ
基板を見ると、ビックリ!基板の半田面が黒焦げです。
2)部品面の確認
基板の部品面を見ると、2Wクラスの抵抗が焼けています。
3)黒焦げの部分を詳しく見る
だいぶ燃えていますね。
5.抵抗の確認
抵抗を取り外し、テスターで確認します。
一つは死んでおりました。
6.基板上の謎の部品の周辺の確認
基板の黒焦げの部分を洗浄し、状態を確認します。
1)洗浄
2)マイクロスコープで確認
マイクロスコープで確認すると、なんと基板のパターンも焼けて、溝になっていました。
基板の繊維が見えるまで燃えていました。
3)チップ抵抗の抵抗値を確認
チップ抵抗表面は黒焦げになっているので、抵抗値が判りません。
そこで、テスターで抵抗値を測ってみました。
が、抵抗はオープンですね。これでは抵抗値が判りません。
4)謎の部品を持ち上げる
そして謎の部品を持ち上げて、その下を見てみます。
その部品の下も黒焦げです。
7.結論
結論から言いますと、この基板の復活は下記の理由で無理と判断しました。
1)チップ抵抗値が判らない。
2)黄色の部品が何なのかわからない。
3)ネットで回路図を探したが見つからなかった。
これでは、修理できません。
8.代替策
そこで、ヤフオクで同じコーヒーメーカーを探したら、同じものが1500円で出品されていました。
そこで、1600円で入札!
これが落札されたら、故障したユニットと交換すれば1600円で直ります。
でも、待てよ。送料が二重に掛かります。
そこで、修理を依頼された方にメールをして、それを1700円で落札してもらいました。
これで、依頼された方は1700円で修理した事と同じになります。
良かったです!