こんばんは、Tomです。今日の天気は朝から午後3時まで雪が降り、とても寒い日でした。また冬に逆戻りですね。この寒さは今夜一杯続くようです。関東では、この寒さに加え発電所の停止による節電も呼びかけられダブルパンチですね。東北の我々も協力していますのでみんなで電力不足を乗り切りましょう!
さて、今日の話しはいつもの様に修理の記事です。先日、会社の先輩で、無線のお友達のゴルフさんからYAESUのFT-100の修理の依頼を受けました。電源のON/OFFが不安定だそうです。加えて、バックアップメモリーのボタン電池が切れましたので合わせて交換します。
1.YAESU オールバンド/オールモード機 FT-100
これが、無線のお友達のゴルフさんから依頼を受けた、YAESU オールバンド/オールモード機 FT-100 です。ゴルフさんはこれを車に取り付けていたそうですが、最近電源のON/OFFがうまく働かなくなってきたそうです。そして、先日電源を切ったと思ったら切れておらず、車のバッテリーが上がってしまったらしいです。
2.動作確認のセッティング
まずは動作確認を行う為にセッティングを行います。
1)ダミーロードの設置
アンテナの代わりにダミーロードをセットします。
2)電源の設置
次に電源を設置しますが、このFT-100は50W機なので、電源コネクタも電流を流すためにT型コネクタではありません。
そこにワニ口クリップを突っ込みます。まあ、動作確認ですから大電流は流さないので大丈夫です。
3)電源
電源は、先日取り付けたインジケータで電圧を13Vにセットします。
3.動作確認
それでは動作確認を行います。
1)電源ON!
問題なく立ち上がりますね。
2)電源ON/OFFを100回繰り返す
問題を再現させるために、電源を100回繰り返してみます。
100回の動作を確認しましたが、全く問題なしです。どうやらスイッチの動作不良ではなさそうです。
問題が再現しないと、修理は難しいですね。
4.電圧を下げて動作を確認する。
次にバッテリーが上がったという情報から、バッテリーが弱っていた為に電源ON/OFFの動作が不安定になっているかもしれないので、安定化電源の電圧を下げて、どこまで踏ん張れるかを確認します。
1)12V
まずは13Vから1V下げて12Vで確認します。
当たり前ですが動作はOKですね。
2)11V
更に1V下げます。
3)10V
更に1Vさげて10Vにしてみます。
流石に10Vでは立ち上がりません。
4)立ち上がり電圧
10Vから徐々に電圧を上げると10.4Vで立ちあがりを確認しました。
これで、バッテリーの電圧降下による誤動作ではない事が確認出来ました。
5.バラシ
再現が確認出来ないので、とりあえずバックアップ電池の交換を行っておきます。
6.電池の交換
電池にアクセス出来切るようになりましたので、電池を交換します。
1)電池の除去
2)新しい電池の設置
新しい電池を設置したいのですが、付いていたのは2032、でもTomの保管電池は2025でした。
でも2032は2025の厚いものですので。2025をセットしスペーサーを入れればOKです。
これで周波数のバックアップは、正常になりますね。
次回は、組付け動作の確認を行います。
お楽しみに!