以前自作したラックマウント型レコードプレイヤーを再度製作 ーその9ー

こんばんは、Tomです。今日は一日中晴れの天気でしたが、空気が乾いていたので、暑くても気持ちの良い天気でした。最高気温も32℃とそこそこの気温でした。明日は少し蒸し暑くなりそうです。
さて、今日の記事は、約1か月ぶりの『以前自作したラックマウント型レコードプレイヤーを再度製作』の記事で、今回はその9となります。昨日の記事でイコライザアンプとなるLINNのLK1が復活しましたので、今度はいよいよレコードプレイヤーを仕上げて行きます。

1.振動吸収と地震対策と兼ねたインシュレータ
さて、これから自作したプレイヤーをラックに設置して行きますが、今回インシュレータにはちょっと工夫しました。
市販品では決してできない4重構成のインシュレータにしました。
その為の素材です。

1)ソルボセイン
Pro Cable製のソルボセインです。これを2段使用します。

2)耐震マット
そして、地震でもズレてラックからズレ落ちないように、耐震マットをソルボセインの間に使用します。

2.ターンテーブルの防振対策
まずはターンテーブルの振動を天板に伝えないように、防振マットを敷き詰めます。

1)ターンテーブルの取り外し

2)防振マットの貼り付け

3)ターンテーブルの取り付け

3.ベース板のインシュレータ
ベース板のインシュレータは、防振マットとソルボセインのサンドイッチ構造にします。
最初は、金属製のインシュレータを考えていましたが、ラックへセットするとに位置出しがとても難しい事が判り、急遽変更しました。

4.ラックの補強とベース板の設置
ラックに補強部材をセットします。

その上に防振マットを敷きます。

その上にラックの板を敷き、その上に先程のベース板を設置しました。

5.プレイヤーを設置
いよいよプレイヤーを設置して行きます。

1)最後のインシュレータ
それでは最後のインシュレータを設置します。今度は半球のソルボセインを使用します。

2)プレイヤーの設置

無事ラックにプレイヤーがセットされました。

6.各種接点の洗浄
Tomが保有しているアームやカートリッジは、Tomが20代の時に購入したものです。もうかれこれ30年以上経過していますので、接点を洗浄します。

1)MCカートリッジ
MCカートリッジは、ダイアトーンのDL-103です。

2)MMカートリッジ
MMカートリッジは、SHUREのTYPEⅢとMG44です。

3)カートリッジとシェルの接点洗浄

4)シェルとアーム間の接点洗浄

5)針の清掃

7.動作確認
いよいよ動作確認を行います。

1)LK1への接続

2)アームの調整

3)試聴
さあ試聴します。
レコードは、Tomが19歳の時にクルセイダーズを知るきっかけになったジョーサンプルの『虹の楽園』です。
このアルバムは大好きです。

おお~、復活ですね。
まだあちこち調整は必要ですが、なかなかイイ感じです。

プレイヤーの前でジャンプしても、針が飛びません。
やはり、ソルボセインと耐震マットの5重インシュレータの効果はバッチリですね。
これからのアナログプレイヤーライフが楽しみです。