バキューム式レコードクリーナーを自作してみる ーその3ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、昨日に引き続き晴天で、最高気温は久しぶりに30℃近い気温になりました。明日も良い天気ですね。出来ればこの天気、週末まで続いてほしいと思いますが。
さて、今日の記事は昨日に引き続き、『バキューム式レコードクリーナーを自作してみる』のその3です。
昨日迄の記事では、ターンテーブルの防水カバーを作った所迄でした。これで全体の半分が完了です。
今回は、OYAGクリーナーで効果的にクリーニングする、OYAGブラシと同じようなブラシを製作します。

1.OYAGクリーニングブラシ
これが、OYAGクリーニングブラシです。ブラシはデンターシステマの歯ブラシのヘッドが7つ付いてるので、毛先の細いブラシでレコード溝のダストを搔きだすようになっています。

実際のクリーニング方法は下記のYouTubeをご覧ください。

www.youtube.com

2.デンターシステマを購入し加工する
Tomは考えました。デンターシステマは普通に購入できるので、作ってみよう!

1)デンターシステマを購入
早速デンターシステマの6本組のセットがAmazonにありましたので、これを2セット購入しました。

毛先が細いですね。
OYAGのデンターシステマの標準ブラシが7連でしたが、Tomが購入したのは幅広タイプのブラシなので、6連でも大丈夫でしょう。

2)デンターシステマ首チョンパ
さて、購入したデンターシステマのヘッドのみをラジオペンチで切断します。

3.ヘッドを固定するベースを製作
ヘッドが準備出来たので、今度はヘッドを固定するためのベースを作ります。

1)材料
材料は手持ちの端材と1個120円の鍋ふたつかみです。

2)ベース板の切断と研磨

3)取っ手用の穴あけ

4.取っ手の加工
取っ手はベース板からはみ出しているので、これを研磨して加工します。

5.ブラシを固定するプレート製作
ブラシを交換できるよう、ブラシを固定するプレートを製作します。

1)材料
材料は、CDのケースを使用します。

2)切断
切断は通常アクリルカッターを使用しているのですが、アクリルカッターが見つからないので、グラインダーでカットしました、

3)端面を仕上げる
端面をベルトサンダーで仕上げます。

4)完了

6.ベース板の着色
レコードプレイヤーを製作した時に余ったワトコオイルでさらっと着色します。

7.ブラシヘッドをプレートに接着する
ブラシ組付けの部品が揃いましたので、いよいよ組付けです。

1)1次接着
1次接着は、瞬間接着剤を使用します。

2)2次接着
今度は、絶対にブラシが剥がれ落ちないように、コーキング材でダメ押しを行います。

8.ブラシユニットをベース板に固定する
最後にブラシユニットをベース板に固定します。
ブラシユニットは交換できるよう、接着剤ではなく、両面テープで接着します。

ベース板の両面テープの紙を剥がし、ヘッドユニットを貼り付けます。

9.完成!
これで、ブラシユニットが完成しました。

製作費は下記の通りで約3500円でした。

① デンターシステマ 3200円 (6本セット✖2)
② 鍋蓋取っ手    240円 (120円✖2)
③ その他は手持ちの端材など

これで、OYAGクリーニングブラシとほぼ同じものが出来ました。
次回はいよいよバキューム話です。
お楽しみに!