『修理の為のちょっとしたハーネス製作』の巻

こんばんは、Tomです。今日はお彼岸の中日です。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、だんだん秋になってきましたね。長袖、長ズボンが恋しくなってきました。
さて、今日の記事は、これから修理を効率よくする為のちょっとしたハーネスの製作の話です。
先週末、ミニコンポの修理が一段落したので、Tomの部屋の片づけと、パーツ棚の整理をしました。その時、余っていたワニ口クリップや、使い古しのバナナプラグのハーネスなどがあったので、それを使って今後修理が効率よくできる様、ちょっとしたハーネスを作りました。

1.使い古しや余っていた部品たち
Tomの部屋のパーツケースにしている9段の引き出しはだいぶくたびれてきました。そこで、リビングで使用していた同じサイズの引き出しと入れ替えを行いました。すると、その時、余っていたワニ口クリップや使い古しのバナナプラグのハーネスが出てきました。

先日、ミニコンポの修理をした時に、ジャンクなスピーカーなどを接続する時や、コンデンサの容量計を使用する時に不便を感じたので、これらを使って、これから修理をするときに効率が上がるハーネスを製作しようと考えました。

2.バナナ端子⇒ワニ口クリップハーネスの製作
まずは、パワーアンプの修理をするときに、バナナ端子があるアンプにすぐにジャンクスピーカーを接続できるように、バナナプラグ⇒ワニ口クリップのハーネスを4本作る事にしました。

1)バナナ端子からハーネス除去
まずは使い古しのバナナ端子ハーネスからハーネスを除去します。

2)バナナ端子へハーネス半田付け
次にバナナ端子へ、短いスピーカーケーブルを半田付けします。

3)ワニ口クリップにハーネスを半田づけ
そして、今度は余っていたワニ口クリップに、先ほどのハーネスを半田付けして、根本をカシメます。

4)完成
あっという間に、バナナ端子⇒ワニ口クリップハーネスが完成です。
あくまでも修理でスピーカーの音の有無を確認するために使用するためですので、ハーネスや端子は吟味しません。

これを4本作れば、ステレオアンプとスピーカーを簡単に繋いだり外したり出来るので、効率が上がります。

2.ジャンクスピーカーのハーネス変更
次に、ジャンクスピーカーのハーネスの変更です。

1)アンプ修理の確認用ジャンクスピーカー
アンプの修理で音声を確認する時、アンプがきちんと動作しているとは限りません。なので、最初の確認にはジャンクスピーカーを使用します。しかし、いつアンプの修理をするかはわからないので、ジャンクスピーカーは場所を取らない小さなスピーカーを使用しています。

このスピーカーは、以前ミニプラグを付け、無線機のモニタに使用していたので、ケーブルはミニプラグのハーネスを使用していました。でも、これだとアンプへの接続には細すぎるし、面倒ですので、ハーネスを交換します。

2)ハーネスを変更する
ハーネスといっても、あくまで修理の確認様ですから、これも音には関係のない余っていたハーネスを使用します。

ジャンクなスピーカーなので、スピーカー端子などもありませんので、ハーネスの出口でハーネスを半田付けし、熱収縮チューブで仕上げます。

3)ハーネスの末端処理
バナナ端子がないアンプのスピーカー端子に接続する時、端子の穴にスムーズに接続するために、ハーネスの末端は半田処理をします。

これで、ジャンクスピーカーのハーネス交換は終了です。

4)バナナ端子のアンプへの対応
先程製作したバナナ端子⇒ワニ口クリップハーネスを使用すれば、バナナ端子があるアンプに接続するのも簡単です。

5)ジャンクスピーカーのハーネスの処理
最後にジャンクスピーカのハーネスをバインド線で固定して保管すれば場所を取らず、保管できます。

3.部品テスターのハーネス製作
これは、部品テスターという計測器です。これは2000円~3000円の計測器なのですが、これが優れもので、これ一台で抵抗値、ダイオードトランジスタコンデンサの容量、ESRなど部品の値と生死を確認出来ます。

ただ、これについているハーネスが貧弱で、すぐに壊れたり断線したりします。
そこで、余っていたブレッドボードハーネスとミノ虫クリップを使用して、このテスター用のハーネスを作ります。

工程は先程とほぼ同じなので割愛します。
これで、テスター用のハーネスが完成しました。

これで、今後修理を行う為のちょっとしたハーネスが完成しました。
全て余り物や使い古しの物なので、製作費はゼロ円です。
製作時間も約30分です。
たったこれだけで、今後の修理の効率が上がります。
今後の修理が楽しみですね。