TAD TL-1601b(15インチウーファー)のエンクロジャーの製作 ーその8ー

こんばんは、Tomです。今日は少し寒さが緩み、最低気温は-1℃、そして最高気温は7℃でした。明日は雪のち雨、そして午後は晴れたり曇ったりの目まぐるしい天気です。
さて、今日の記事は、昨日に引き続き『TAD TL-1601b(15インチウーファー)のエンクロジャーの製作』で、今回がその8となります。スピーカーの製作の基本的な部分は前回でほぼ終了しました。今回はグラスウールを貼ったり、外装のフェルトを貼ったりする仕上げの工程です。

1.グラスウールの貼り付け
さあ、仕上げに取り掛かります。
まずは内部の仕上げです。側板と、グラスウールが足りない部分に貼り付けます。

最近のグラスウールは白いのね。そして、脱ホルムアルデヒド仕様になっています。

さあ、グラスウールを貼ります。固定はホチキスです。

これで、グラスウールの追加処理は終了です。

2.筐体の清掃
元はPAのスピーカーですので、筐体は過酷な条件での使用、運搬から保護する為、フェルトカーペットが貼られています。
でも、これまでの使用でついた埃や、今回の製作によって付着した木くずなどを、コンプレッサーとブラシで取り除きます。

<Before>

<After>

なんとか綺麗になりました。

3.フェルトカーペットの修復準備
PAスピーカーですので、結構過酷な状態で使用しますし、運搬も過酷です。なのでどうしても、角はフェルトが破けてしまっています。そこで、以前購入したフェルト生地を使用して、修復します。全て修復するくらいの大きさはないので、フェルトが剥がれている前面と裏面に貼り付けます。

1)フェルト生地
これが以前購入したフェルト生地です。1m✖2mのサイズで購入しました。

2)切り出し
早速切り出します。すべての面積はないので、幅は600mmで、前面に必要な8枚分が確保できる大きさに切ります。

切り出しましたが、ロール状の癖が強いですね。

3)スチームで鞣し
結構固いので、この癖が何とかならないか、いろいろ考えました。そしたら、良いのがありました。むかーし、年末の大掃除で換気扇周りの汚れを落とすために購入した、ケルヒヤーのスチーム洗浄機です。

予想通り、まっ平になりました。

一応、板を載せ暫く置き、さらに癖をなくしました。

4.フェルトカーペットの貼り付け
なめしたフェルトカーペットを貼り付けます。

1)木工ボンドの塗布

2)ホチキスで仮止め
木工用のホチキスで仮止めします。

3)バイスで固定
バイスで固定します。

4)完成!

これでスピーカーエンクロジャーの製作は完了しました。
あとは、これらのパーツをう部屋に運び、組付ければ完成です。
明日は、いよいよスピーカーが完成します。
楽しみですね~。