AMCRON (CROWN) パワーアンプ D-45の修理 ーその3ー

こんばんは、Tomです。今日は寒かったですね~。Tomは毎朝6時に起床するのですが、今朝の気温は-3℃、日中の最高気温は8℃と底冷えする日でした。この天気、週末迄続くそうです。
さて、今日の話題も『AMCRON (CROWN) パワーアンプ D-45の修理』でーその3-となります。
前回は、修理の準備を行いましたが、今回はいよいよ修理に取り掛かります。今回の修理は、メイン基板の再ハンダです。

1.修理の方針を決める
今回の修理は結構難儀しそうなので、目標を見失わないように最初にきちんと方針を固めます。

 1) 経年劣化しているメイン基板の再ハンダを行う。
 2) 電源電圧と、OPアンプの電源電圧を確認する。
 3) 入力に正弦波を入れ、ドライバーアンプの出力を確認する。
 4) 入力に正弦波を入れ、OPアンプの入出力の信号を確認する。
 5) ドライバーの出力が正常になったら、パワー段を確認する。
 6) 故障個所が見つかったら半導体ダイオードトランジスタ)を確認する。

2.メイン基板を取り出す
次にメイン基板を取り出します。

3.メイン基板の半田を確認する
まずは、メイン基板の半田の状態をマイクロスコープで確認します。

やはりあちこち半田が腐っていますね。

4.メイン基板の再ハンダを行う
メイン基板の全ての箇所を再ハンダします。

1)半田吸い取り器で古い半田を吸い取る

2)紙やすりでリードを磨く

3)再ハンダを行う

小一時間で、基板の半分の再ハンダが終了。

その後1時間で全ての再ハンダが終了しました。

5.基板の洗浄
メイン基板の再ハンダが終了しましたので、洗浄を行います。

1)洗浄

2)リンス

3)ドライヤーで乾燥

4)完了!



メイン基板の再ハンダは終了しました。
これで基板上の接点不良は無いので、きちんと不具合箇所を見つけることが出来ます。
次回は、電源電圧の確認と正弦波を入力し信号を追いかけます。
お楽しみに!