電動半田吸い取り器がついに詰まってしまった!

こんばんは、Tomです。今日は少し寒さが緩み、最低気温-2℃、最高気温+4℃と余り寒暖差が激しくない程々の天気でした。明日は10℃迄気温が上がるそうです。
さて、今日は久しぶりに別の話題です。先日修理中のD-75Aというパワーアンプのドライブ基板の半田を吸い取っていたところ、余りにも沢山の半田を吸い取った為か、電動半田吸い取り器が詰まってしまい吸い取る事が出来なくなってしまいました。今日はその修理の話です。

1.詰まってしまった半田吸い取り器
この電動半田吸い取り器は、会社の先輩のOgaさんから頂いたもので、Tomが修理する時に結構重宝する修理アイテムです。
特に基板の再ハンダでは超威力を発揮します。

ところが先日の再ハンダの時に、半田がノズルに詰まって吸い取れなくなりました。でも大丈夫、細いステンレスの針金が付属していてこれを通してやると半田が抜け・・・・・・・・・・・ない!
いくら押し込んでも半田が取れません!これは一大事です。

2.大容量半田ごてで加戦!
致し方ないので、大容量の半田ごてをノズル部に当てて熱を加えてダブルで熱しました。

これでもビクともしません。

3.ガスコンロで溶かす
Tomは考えました。何か強力な熱源はないのか?
そうです、冬は鍋の季節です。鍋と言えばカセットコンロがありました。
これで先端を熱してみたいと思います。

これでもダメなので、先端を取り外します。

先端を集中してコンロであぶりました。
そして、ステンレスの針金を挿してみますが、ビクともしません。

本当に半田が詰まっているのだろうか?という疑問が出てきました。

4.最後の手段
もう最後の手段です。
この径なら、ドリルの刃があるはずです。ドリルで穴を貫通させましょう!
真っすぐに穴あけを行う為に、ボール盤を使用しました。

なんかいい感じです!

おおーっ!ついに穴が開きました。



半田吸い取り器が復活しました。
これで、今後の修理に役立ちます。
今後の修理の記事をお楽しみに!